
米メディア「AdExchanger」の報道によると、AppLovinとその子会社Adjustが、両社従業員の12%をレイオフ(一時解雇)したことが明らかになった。
2021年12月時点でのAppLovinにおける従業員数は864人とされ、推定100人以上がレイオフの影響を受けるものと見られる。ただ、同社が提供するパブリッシングやマーケティング、アプリ分析など、どの分野の人員が削減されるのかは不明。
現在、アメリカでは景気後退の懸念が高まり、多くの企業がレイオフや新規雇用の凍結などを実施することで人件費を抑え、経済状況の悪化に備えている状況。直近でも、Unityが従業員の約4%にあたる200人以上をレイオフし、Nianticも従業員の約8%にあたる85〜90人をレイオフするという報道が行われている。
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なおAppLovinは今年1月、Twitterの広告配信プラットフォームMoPubの買収を10億5000万ドルで完了したことを発表。5月にはCTV(動画コンテンツをストリーミング視聴できる、インターネットに接続されたTV)向けの広告分野を強化するために、マーケティングサービスを提供するWurlの買収を完了させた。
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