中国・国家新聞出版署が7月12日にWebサイトを更新し、新規の版号67件を7月11日付で発行したことを明らかにした。
今回は新たにByteDance 傘下のNUVERSE(朝夕光年)、bilibili、YOOZOO(游族)などの大手企業が版号を取得している。ただしテンセント、NetEase Gamesの最大手2社は版号が交付されておらず、4月の審査再開以降、1度も新規タイトルが認可されていない。
NUVERSE はモバイル向けに魔法と機械が融合したファンタジー世界を舞台にしたARPG『CoA』(晶核)の版号を取得。
一方、bilibiliは版横スクロールメトロイドヴァニア『フィスト 紅蓮城の闇』(暗影火炬城)のPS5版が認可された。
また、YOOZOO(游族)は史実の偉人とドワーフなど精霊たちが登場するストラテジー『战火与永恒』で版号を取得した。
中国では新たにゲームを配信・販売する際、行政機関である国家新聞出版署から「版号」(ライセンス)を交付される形で認可を受ける必要がある。
今年4月、約8ヶ月ぶりとなる版号の発行が行われ45件が認可されると、6月に60件が新たに認可。そして7月も続けて版号の交付が行われたことで、今後は従来の月1ペースで審査が行われていくのではないかと考えられる。
なお、先月に引き続き、中国国内のオンラインゲーム認可のみに留まっており、日本を含む海外タイトルは版号が交付されていない。
【関連記事】
・中国、約9ヶ月ぶりに新規ゲームの版号を交付 37 Games、Lilith Games、4399 Gamesなどの新作タイトルが認可《4月版号交付》
・中国、2ヶ月ぶりに版号を交付 miHoYoやPerfect Worldの新作含む60タイトルが認可《6月版号交付》