
中国・国家新聞出版署は8月1日、新規の版号69件を7月30日付で発行したことを明らかにした。7月中に交付されたものの、当局は「8月分の認可情報」と伝えている。
コンソールのタイトルとしてはPathea Gamesの経営シム『きみのまち ポルティア』(波西亚时光)がNintendo Switch向けに版号を取得。モバイルでは、『最強でんでん』のQcplayによる猫の育成を題材にしたカジュアルゲーム『超喵星计划』(開発:猫师傅工作室)などが含まれている。




一方、中国ゲーム企業の最大手であるテンセントとNetEaseは今回も交付されず。テンセントが最後に版号を取得したのは2021年5月、NetEaseは2021年7月であり、両社とも1年以上新規タイトルを認可されていない状況。
中国では新たにゲームを配信・販売する際、行政機関である国家新聞出版署から「版号」(ライセンス)を交付される形で認可を受ける必要がある。しかし、2021年7月以降から今年4月まで、一時的にすべての版号審査が停止されていた。
そうした背景もあり、今後の版号交付が継続的に行われていくかどうかには大きな注目が集まっている状況。今回の交付により、2022年はこれまでに4月・6月・7月・8月の4回で合計241件の版号が発行され、明るい兆しが見えたと言える。
ただし、中国国内のオンラインゲーム認可のみに留まっており、依然として日本を含む海外タイトルには版号が交付されていない。
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