ポケモンの海外子会社The Pokémon Company International(TPCi)は8月15日、CSR(企業の社会的責任)への取り組みの一環として、「子どもたちを支援する団体」を援助する5ヵ年計画を発表した。
今後5年間において、世界各地の支援団体に向けて最低2,500万ドル(約33億6,000万円)を寄付する計画となる。
TPCiは、株式会社ポケモンの傘下企業として、アジア地域以外でのブランド展開を行う会社。CSRの取り組みにも注力しており、今年3月にはロシアの侵攻を受けているウクライナへの人道支援として、20万ドル(約2,700万円)の寄付を表明した。
今回の発表によると、現時点での支援先は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」や「UNICEF USA」(国際連合児童基金)をはじめ、黒人の少女たちにテクノロジー教育を提供する「Black Girls CODE」や、アジア系米国人を擁護する「Stop AAPI Hate」など多様な活動を行う41団体。提携する団体は今後も順次追加していく予定とのこと。
また、支援方法としては「ポケモンカードゲーム」やポケモンセンターで取り扱っている関連グッズなど、現物での支給も行う。
TPCiの社長を務める大久保賢司氏は、「ポケモンは25年もの間、世界中の子どもたちの想像力をかき立て、喜びを与えてくれているブランドです」とコメント。同ブランドが冒険、友情、忍耐といった普遍的なテーマで世界各国のファンに受け入れられているとしつつ、「子どもたちの生活にプラスの力を与え、すべての人が活躍できる、より公平で包括的な世界を作ることに専心しています」と今回の取り組みへの意気込みを示した。