
▲画像はSensor Tower「2022年7月成功出海的中国手游 -《暗黑破坏神:不朽》海外总收入突破1亿美元,多款手游日本市场吸金强势」より
アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2022年7月の海外進出に成功した中国のモバイルゲームTOP30を公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。また、ここでの海外とは、中国を除く世界市場のことを指す。

Activision BlizzardとNetEase が共同開発するモバイル向けMMORPG『ディアブロ イモータル』は、2022年6月にモバイル版が正式サービスを開始(PC版もオープンベータとして開始)して以来、高いセールスを維持し続け、7月末に海外売上高が累計1億ドルを突破。7月の海外セールスチャートで4位にランクインした。主要な市場としては、7月の海外売上高のうち、米国が38%、韓国が14.8%を占めている。
NetEaseの『荒野行動』は、日本で行われた「ワンピース」コラボや「エヴァンゲリオン」コラボが寄与し、日本市場で大幅な増収を記録。期間中の海外売上高は前年同期比108%増となり、11ランクアップの7位に浮上。海外売上高における伸び率ランキングでは首位となった。

IM30(Long Tech Network)のポストアポカリプスを題材にしたサバイバルシミュレーション『Last Fortress: Underground』(日本未サポート)も、海外売上が引き続き成長。6月の前年同期比15%増に加え、7月も30%増を記録した。結果、海外セールスチャートでは19位、海外売上伸び率チャートでは6位を獲得した。
また、同社が提供する『ラストシェルター』や37Gamesの『パズル&サバイバル』など、ポストアポカリプスをテーマにしたタイトルの海外売上高がいずれも増加し、同ジャンルのモバイルゲーム市場における成長可能性が改めて示される結果となった。
NAT Gamesが開発し、Yostarがパブリッシングを手掛ける『ブルーアーカイブ』は、7月に日本で1.5周年を迎え、7月21日には日本市場で1日のフロー新記録を達成。その結果、7月の海外売上高は6月から2倍に増えたという。今期の海外セールスチャートでは20位まで浮上し、伸び率チャートでは3位に。
日本市場ではほかにも、2.5周年を迎えた『アークナイツ』の売上高が伸び、7月の海外売上高が前年同期比187%に急増し、海外セールスチャートで23位にランクイン。日本市場を中心に好調となり、売上高伸び率チャートでは2位を獲得した。

前述のタイトル以外には、4周年記念イベントによりNetEaseの『IdentityV 第五人格』が前年同期比106%増の売上高で伸び率チャート5位にランクイン。こちらも日本市場が中心となり、海外売上のうち60%強を占めた。
一方、HK HERO ENTERTAINMENTの3DアクションRPG『パニシング:グレイレイヴン』は米国市場を中心に、7月の海外売上高が前年同期比183%増に。伸び率チャートでは7位となった。
Hoolai Games(胡莱游戏)とWanda Cinemas Gamesが共同開発する「聖闘士星矢」を題材にした放置系ゲーム『Saint Seiya: Legend of Justice』は、当四半期の海外売上高が前年同期比でおよそ17.5倍にまで急拡大。そのうち、フランス市場は売上高の45%を占めている。


そして、海外市場におけるダウンロードチャートでは、テンセントの『PUBG Mobile』が7月に海外市場で1050万DLを超え、前年同期比17%増で首位となった。

また、NetEaseの5vs5系FPS『Hyper Front Lite』は7月に東南アジアで配信開始され、360万DLで16位に初登場でランクイン。

ほか、ハイパーカジュアルゲームとしては、6月に前年同期比236%のDL数を記録したHippo Labのスネークゲーム『Snake Lite』が、7月にさらに8%増となり3位にランクイン。MIRACLE GAMEの新作パズル『Save the Doge』は海外で410万DLを突破し、ランキングの13位に初登場した。


