韓国版『ウマ娘 プリティーダービー』、Google Playでのユーザー評価が大きく下降 カカオゲームズは謝罪文を掲載

 カカオゲームズが現地でのパブリッシングを行う韓国版『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)』について、「運営への不満が続出している」と、現地メディア「THIS IS GAME」「INVEN」などが報道している。

 報道によると、8月22日時点では4.5/5.0点台を維持していた『ウマ娘』のGoogle Playストア平均スコアが、1.1点まで下降。現時点でApp Storeのユーザー評価スコアは下降していないが、「否定的レビューが増加している」とのこと(実際に確認したところ、エラーの発生報告が多く見られた)。

 なお、執筆時点での日本のGoogle Playストアにおけるユーザー評価は平均4.6/5.0となっている。

 ユーザーからの批判の多くは、日本版と韓国版の運営を比較した際の格差が指摘されているようだ。具体的には、韓国版が日本版と比べて「同期間中のジュエル(有償アイテム)の配布量が少ない(ユーザーの推算で約5,000個)」、「ガチャイベントの開催期間が2日短い」といったもの。

 ガチャの日程がタイトなものになっている理由については、先行している日本版にアップデート日程を近づけるための措置と考えられるものの、「公式からの説明がない」ことが問題視された。

 加えて、アップデート内容の告知についてもお知らせを掲載するタイミングが遅い傾向にあり、また内容も「どのようなイベントか」、「イベントはどのような流れで行われるのか」といった基本的説明を省いた不十分な説明であったという。これらのことから、運営のユーザーに対するコミュニケーション不足が指摘されている。

▲日本では「ぱかライブTV」による定期的な情報発信が行われているが、韓国ではそうした場が存在しないことも、運営とユーザー間の溝を広げている一因と考えられる。

 そのほか、ゲストアカウントの作成制限によるエラー頻発、ローカライズの問題として誤訳および誤字脱字や、「TP(スタミナ)回復時にお気に入りのキャラクターがメッセージを送ってくれるプッシュ通知機能」がオミットされていることなども不満点として挙げられた。

 上記の不満は、現地より先行してコンテンツが実装されている日本版『ウマ娘』の情報をリサーチしている熱心なファンであるほど抱きやすい。現地企業がパブリッシングを行う上で、オリジナルと同様の品質を求められるのは避けられないことであり、海外でのオペレーションの難しさが垣間見える事例と言えそうだ。

 この事態を受けて8月24日、カカオゲームズはお知らせ内で謝罪文を掲載。今後の対応について説明を行った。

 お知らせによると、同社は今後「トレーナー(ユーザー)の皆様に混乱を招かないようにお知らせを速やかに掲載し、ピックアップ日程など運営スケジュールの調整にはさらに注意を払う」とし、前述のプッシュ機能の開発なども迅速に進めていくとした。

 また、説明不足が指摘されたイベント(タウラス杯)については、後日詳細を明らかにするとして延期に。ジュエルの配布量が日本版より少ない点については、帳尻の合う配布スケジュールを開示することで対応した。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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