気候変動に取り組むスタジオCarbon Countsが設立 遊ぶと現実世界で植樹が進むモバイルゲーム『EverForest』を開発

 8月24日、ディズニー、エレクトロニック・アーツ(EA)、Kabamの元スタッフが中心となって結成した新ゲーム会社「Carbon Counts」の設立が正式に発表され、ゲームプレイと植林が連動したモバイル向けゲーム『EverForest』の開発が進行中であることが明らかになった。リリース時期は「間もなく」とされているが、正式な日程は不明。

 Carbon Countsでは「遊び、人、技術の力を使って気候変動に挑む」として、何千万人もの人々が気候変動に対してアクションを起こすよう喚起することをミッションとするゲーム会社。2025年までに1億本の木を植えることを目標としている。

 こうした取り組みを主導する人物として、ディズニーで15年間、気候変動など地球規模の問題に取り組んできたNicole Rustad氏がCOOおよびChief Impact Officer(最高インパクト責任者)に就任している。

 そして、同社が開発中の『EverForest』は、「Play-to-Plant」を掲げるモバイルゲーム。世界中のユーザーがゲーム内だけでなく、現実世界でも森を豊かに育てることができる目的主導型(purpose-driven)の作品で、Algorandのブロックチェーン技術を導入する。

 共同設立者兼CEOであるMichael Libenson氏は、「世界では、大多数の人々が気候変動に深い関心を寄せていますが、それに対して何もできないと感じています」として、「私たちは、遊びの力を利用して、一人ひとりが小さな変化を起こすことができるようにし、全体として変化をもたらすことができるようにしています」と語っている。

 発表によると、『EverForest』のゲーム内では、美しい木々や素晴らしい植物、面白い動物のキャラクターなど、さまざまなものを手に入れ、育て、交流しながら、すべての木に秘められた謎と秘密を発見していくストーリーが展開。

 そしてゲームのプレイが進行すると、パートナーシップを結んでいるEden Reforestation ProjectsやEarthLungs Reforestation Projectsといった団体を通じて現実でも植林が行われる。これにより、ユーザーが気候変動へのアクションを間接的に起こすことができるという。

 なお同作をグローバルに展開することを目的に、昨年調達した250万ドルのプレシード資金に加えて今回、Borderless Capital、Algorand、Algorand Foundationが主導し、Grantham Environmental Trust、Susquehanna Foundation、Oceans Ventures、Winklevoss Capital、Capital Factoryなどが参加する450万ドルのシード資金を追加で調達したことも明らかになっている。

 現在、『EverForest』の正式なリリース時期は不明だが、公式ページでアーリーアクセスの申し込み受付を行っている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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