
Rockstar Gamesは9月20日、同社が手掛ける「グランド・セフト・オート」(GTA)の最新作について、第三者からのネットワーク侵入を受けたことを明らかにした。
18日、まだ正式に発表されていない『グランド・セフト・オートVI』(GTA6)とされるタイトルの開発中映像(90以上のビデオクリップ、およびスクリーンショット)がYoutube上でリークされていたが、その内容を認めた形。Youtubeにアップロードされた該当の映像は親会社Take-Twoが著作権侵害の申し立てを行い、削除済み。
海外フォーラムによれば、リーカーには映像と共にソースコードやアセットなどのデータも流出したとされるが、Rockstar GamesはTwitterで「現時点では、当社のライブサービスに支障をきたすことはなく、進行中のプロジェクトの開発に長期的な影響を及ぼすことはない」との見解を示しており、制作は予定通り進む見込み。
重要なソースコードが流出した場合、エクスプロイトやハッキングへのおそれから、発売時期が延期されることがありうる。現時点で追加のリークが行われない保証はないが、Take-Twoが投資家向けに米国証券取引委員会(SEC)へ提出したレポートでは、「私たちはすでにこのインシデントに対して、封じ込めるための措置を講じています」と報告されている。
「このような形で次回作の詳細を皆様にお伝えすることになり、大変遺憾に思っております。「グランド・セフト・オート」次回作の制作は予定通り進め、これまで同様、プレイヤーの皆さまの期待を超える体験をお届けすることをお約束します。もちろん、次回作が完成した際には、きちんとご紹介させていただきます。このような状況の中、皆様の変わらぬご支援に感謝申し上げます。」