マイクロソフトは9月23日、ゲーム業界のキャリアに興味を持つ黒人の若者を支援するプロジェクト「Project Amplify」を始動したことを発表した。あわせて公開された映像では、Xboxにおける14人の黒人社員が登場し、それぞれのアドバイス、現在の職務に対する洞察、ゲーム業界でのハイライトなどを語っている。
マイクロソフトが委託したHBCU Connectの最近の調査では、200人の回答者のうち、全米のHBCU(歴史的黒人大学)の大学生と卒業生の約95%がゲーム業界でのキャリアに興味があると回答し、特にプログラム管理職に興味があると答えた回答者は34%、エンジニアリング職に興味があると答えた回答者は24%、ゲーム開発職に興味があると答えた回答者は18%であることが判明。
しかし現在、ゲーム業界のプロフェッショナルのうち黒人はわずか2%で、米国人口の13%を占めるに留まっているという。そこで、Xboxは「Project Amplify」によってゲーム業界における黒人や若者のパイプラインを促進することでこの統計を向上させ、ギャップを埋めることを目的としている。
「Project Amplify」の一環として公開された映像は、Xboxのエコシステムにおける黒人リーダーや従業員の経験を通じて社内の声を拡散し、全米の若者にゲーム業界でのキャリアを目指すインスピレーション、教育、動機付けを与えることを意図している。
Xboxでシニア・ビジネス・ディベロップメント・マネージャーを務めるJames Lewis氏は「私は幼い頃、自分が何になれるかよりも、何をしてはいけないかということに重きを置いていましたが、大人になってからゲームへの情熱を仕事に生かすことを学びました。夢のキャリアを10年以上続けてこられたことに感謝していますし、Project Amplifyが人々に夢を与え、目標に向かって行動するきっかけになればと願っています」とコメント。同氏も「Project Amplify」の一環として自身のキャリアを語っている。