
英・ロンドン市長Sadiq Aman Khan(サディク・アマーン・カーン)氏は10月18日、市のゲームイベント「London Games Festival」とその関連活動を支える組織Games Londonに対して100万ポンド(約1億6800万円)の投資を再開する意向を明らかにした。
この資金はロンドンの最上位地方自治体であるGreater London Authority(大ロンドン庁)から提供され、今後3年間の活動に使用される。
Games Londonは2015年の設立以来、前述の「London Games Festival」などゲームイベントを通じて市のゲーム産業を支える組織。今年、2年ぶりにオフライン開催された「London Games Festival 2022」は、合計25,500人の参加者を迎え、海外の業界関係者は20カ国以上から訪れたという。
ロンドン市は以前にも、2018年に同組織に120万ポンドを拠出。ロンドンをヨーロッパ最大のゲームスタジオクラスターにするビジョンのもと、ゲーム分野への継続的な支援を行っている。現在、ロンドンのゲーム関連企業は500にのぼる。
市は今後、2025年までのGames Londonのイベントや活動を支援し、企業に4200万ポンドの利益をもたらす見込み。
Sadiq Aman Khan市長は投資を通じて「ロンドンの若者の成長、人材育成、スキルアップの機会をさらに広げる」とし、「London Games Festival 2023では革新的なスタートアップにスポットライトを当て、黒人、アジア人、少数民族の才能に対する機会を促進し、創造性、ビジネス、イノベーションを通じて、すべての人のためのより良いロンドンを構築する方法を再び紹介する」と語っている。
なお「London Games Festival 2023」は、現地時間2023年3月29日に開幕し、4月8日まで開催される予定。