
中国の開発会社サンボーンが開発し、X.D.Globalが現地パブリッシングを担当する『少女戦線(韓国版:ドールズフロントライン)』にて、レーティング維持のためのイラスト修正措置が取られることが発表された。
現地運営のX.D.Globalは10月21日、公式カフェ(公式コミュニティ)を通じて、件の修正措に関する案内を掲載。
案内によれば韓国のコンピュータゲーム公的倫理審査機関、“ゲーム物管理委員(日本のCERO等に該当する組織)”により、6枚のイラストが『少女戦線』のレーティングである「15歳未満禁止」区分に違反しているとの通告があったと明らかにした。
問題となったのは下記の6点。具体的にどのような指摘があったかは明らかにされていないものの、現地運営はチーム競技の結果、レーティング維持のため優先的にイラストの修正を行ったと説明。利用者に対し、謝罪とともに理解を求めた。
- PPK 일부 일러스트(PPK 一部イラスト)
- M3 일부 일러스트(M3 一部イラスト)
- FNP-9 일부 일러스트(FNP-9 一部イラスト)
- VSK-94 – 은하수 흐르는 밤에(VSK-94 銀湾の流転する夜)
- 5.KAC-PDW – 달콤한 마음(K-PDW スイートハート)
- 95식 – 여름의 풍류(95式 夏の蝉の声)
ゲーム物管理委員が定める「15歳未満禁止」区分では性表現、暴力表現、犯罪・反社会的行為など、いかなる要素でも直接的な表現を禁止しており、今回の修正は性表現に関連するものと思われる。
告知されたイラストの修正措置は不定期アップデートを同日中に実施し、修正された。


2017年時点で韓国版ではより濃いベールと短いスカートに修正されているとみられる。
なお、修正対象の「95식 – 여름의 풍류(95式 夏の蝉の声)」は2017年にもイラストの修正措置が取られており、5年ぶりの再修正となる。
2017年に問題となったのは、666コードと呼ばれる特定のレシピでキャラクターが製造された際に、検閲前のイラストで表示されてしまう検閲回避ルートの発見によるもの。
X.D.Globalは、この検閲回避ルートによりレーティングの再分類通知を受けており、イラストの修正措置および回避ルートを削除したことで、レーティングの上方措置を回避している。