2022年9月、中国モバイルゲームの海外売上チャート 『ダダサバイバー』が海外売上高の伸び率トップに

▲画像はSensor Tower「2022年9月成功出海的中国手游 -《Survivor!.io》问鼎海外收入增长冠军,多款新游成功登陆韩国市场」より

 米調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、「2022年9月の海外進出に成功した中国のモバイルゲームTOP30」を公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。また、ここでの海外とは、中国を除く世界市場のことを指す。

▲2022年9月、中国モバイルゲームにおける海外セールスチャート

 miHoYo(HoYoverse)の『原神』は、9月28日にリリース2周年を迎え、同日の収益が急増。日本や米国などの主要市場で収益が急上昇し、9月のセールスチャートで首位となった。

▲2周年のタイミングでは、「原神2周年」篇をはじめとした6種類のTVCMが放映されていた。

 同じくHoYoverseの『崩壊3rd』は、9月に最新となるVer.6.0がリリース。アップデートにより、9月の海外売上高は141%増となり、セールス25位に復帰し、伸び率チャートで2位にランクインしている。

▲Ver.6.0では「妖精エリ」など新キャラクターが実装。

 4399 Gamesは9月15日、日本において『モリノファンタジー:世界樹の伝説』をリリースし、日本のApp Storeダウンロードチャートで数日間にわたり首位を獲得。これにより9月の海外売上高は8月の2倍となり、セールスチャート24位、伸び率チャートで3位に浮上した。iOS/Android/PC向けに、日本でのパブリッシングをSPOTLIGHT NETWORKが担当している。

 『モリノファンタジー:世界樹の伝説』は、森の奥に潜む秘境冒険するモバイルMMORPG。プレイスタイルに合わせて縦・横画面で切替可能な点が特徴。モバイル・PC間でのクロスプレイにも対応している。

 Shenzhen Bingchuan(冰川网络)のカードRPG『X-HERO』は、米国市場で好調を維持し、8月の海外売上高が前月比100%増、9月に更に87%増となりセールスチャート26位に上昇。伸び率チャートでは4位にランクインしている。

 Yostar(悠星网络)の『アズールレーン』は9月14日に日本でリリース5周年を迎え、新キャラクターやスキン、イベント等により、日本市場の収益が大幅に増加。結果、海外売上高は前月比84%増の1,100万ドル(約16億2,000万円※)を超え、セールスチャート29位、伸び率チャート6位に返り咲いた。

※執筆時点の最新取引レートで計算

▲2022年9月、中国モバイルゲームにおける海外売上高の伸び率チャート

 Habbyが8月にリリースした『ダダサバイバー』(原題:Survivor.io)は、9月も好調なをキープし、海外売上高は3,000万ドル(約44億3,600万円)を突破。伸び率チャートで首位を獲得し、セールスチャートでも7位を獲得している。海外売上高が最も多かったのは韓国と米国で、それぞれ9月の海外売上高の35%、22%を占めた。

 『ダダサバイバー』はゾンビを題材にしたSTG。襲ってくるゾンビ(モンスター)を相手に、銃火器で殲滅し生き残ることが目的。片手操作の手軽な操作感に加え、育成やローグライクの要素が盛り込まれている点が売りの作品となっている。TikTokへの広告出稿などが功を奏し、8月のリリース後短期間でDL数が1200万を突破するなど、好調なスタートを切っていた。

【関連記事】
Habbyの『ダダサバイバー(原題:Survivor.io)』が売上1,500万ドル、DL数1200万を突破

 SpringGame(露珠科技)は、妖精をテーマにした新作MMORPG『Exile』を9月上旬に韓国市場でリリース。発売初日の韓国ダウンロードチャートで『ダダサバイバー』に続く2位を獲得した。現在、収益面では伸び率率チャートで8位と堅調に推移している。

 崑崙万維の傘下Ark Games Globalは、9月上旬にオープンワールドMMORPG『The Legend of Neverland』を米国と欧州でリリース。米国市場での大幅な増収により、9月の海外売上高は8月の8.5倍にまで急増し、伸び率チャートで12位にランクインした。なお、日本では『カバラの伝説』として12月14日にリリース予定で、現在は事前登録キャンペーンやクローズドβテストの応募受付を行っている。

 ライトニングゲームス(雷霆游戏)の放置系RPG『一念逍遥』は、韓国語版(신선놀음: 이모털 월드)が9月上旬にリリースされると、すぐに韓国モバイルゲームのダウンロードチャートで2位に躍り出るなど、人気を博している。韓国市場からの収益が急増したことにより、9月の海外売上が前年同月比93%増となり、伸び率チャートで14位にランクインした。

 また、37Games(三七互娱)が8月末に韓国市場で発売した新作ファンタジーアドベンチャーRPG『빛과 어둠의 전쟁』は、リリース初日に韓国モバイルゲームのダウンロードチャートでトップ5にランクインし、その後収益が急上昇。9月の伸び率チャートで16位にランクインした。

 全体的に、中国モバイルゲームの複数タイトルが韓国市場への進出に成功していることがうかがえる。Sensor Towerの分析によると、中国国内や韓国市場では放置系のタイトル再び人気を集めているという。

▲2022年9月、中国モバイルゲームにおける海外でのダウンロードチャート

 そして、海外市場におけるダウンロードチャートでは、Wonder Groupのハイパーカジュアルゲーム『Save the Doge』が、海外市場で1100万回以上ダウンロードされ、ダウンロードチャートでのトップを維持。東南アジアからの流入が58%を占めた。

 また、前述の『ダダサバイバー』は今月も1100万回以上ダウンロードされ、順位を3つ上げて1位とわずかな差で2位となった。『X-HERO』は、9月に前年同月比169%の860万回ダウンロードされ、順位を15上げて4位にランクイン。『The Legend of Neverland』は29位でダウンロードチャートに初登場している。

 このほか、Potato Games Studioのリズムゲーム『Piano Star: Tap Music Tiles』は、前月比124%のダウンロード数で、ダウンロードチャート27位を記録している。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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