
ポケモンの子会社である宝可梦(上海)玩具は10月28、簡体字中国語版「ポケモンカードゲーム」商品を発売した。正式名称は「宝可梦集换式卡牌游戏」(ポケモンコレクティブルカードゲーム)となる。
あわせて、今年12月に中国の広東省・広州市で第1回となる公式トーナメントが開催される予定とのこと。
「ポケモンカードゲーム」(通称:ポケカ)は1996年に誕生して以来、26年間にわたり世界中で親しまれている「ポケットモンスター」シリーズの世界観をベースにしたトレーディングカードゲーム。 これまで、日本のほかに台湾・香港向けの繁体字版など、13カ国語で販売されてきたが、今回新たに中国本土に向けて、簡体字中国語で印刷された商品が発売された形。
中国での販売を担う宝可梦(上海)玩具は、株式会社ポケモンの中国における100%子会社として2020年に設立。中国本土でのポケモンのIPを活用したライセンス、ゲーム、映画、カード事業を手掛けている。
簡体字版「ポケカ」の第1弾のパックには、「ポケモンカードゲーム サン&ムーン」シリーズの既存のカードプールの中から1000種が選出。GXスターターデッキ(構築済みデッキ)も発売されている。加えて、プレイマットやカードスリーブ、収納ボックス、カードブックなど、関連商品も発売。

なお10月26日には、正式発売に先駆けて、宝可梦(上海)玩具によるプレビューセッションが開催されたという。発売後も公式ショップで様々なイベントを体験可能。今後、公認店を中心とした中規模大会や、全国の主要都市で開催される大規模大会といった3段階の規模で大会を開催し、国内での盛り上げを図る。
