10月29日に発生した、ソウル・梨泰院(イテウォン)で多数の死傷者が出た事故により、韓国では11月5日まで「国家哀悼期間」が宣言されている。これを受け、各方面で予定されていたスケジュールは中止・延期されている状況。
ゲーム業界も例外ではなく、現地でサービスの提供を行う企業や団体の多くが犠牲者へ弔意を表している。現地ゲームメディアINVENが報じている。
NCSOFTの『リネージュW』やSmilegateの『LOST ARK』をはじめとする複数のゲームタイトルでは、ハロウィンをテーマにした商品やイベントが早期終了。ネクソン、ネットマーブルなどほかの大手ゲーム会社に加え、現地に支社を持つRiot Gamesなどもサービス中の自社タイトルで露出の最小化に努めているという。
また、Nimble Neuronが開発し、カカオゲームズがパブリッシングを行うMOBAバトロワ『Eternal Return』では30日に予定されたオンラインイベント「コスプレフェスティバル」を暫定的に延期。
そして、現地開催されている国際的なeスポーツイベント『リーグ・オブ・レジェンド ワールド・チャンピオンシップ 2022』では、31日に行われた準決勝で試合前に黙祷の時間を用意。同日に開幕した「オーバーウォッチリーグ プレーオフ」でも現地解説陣が事故を追悼した。
なお「国家哀悼期間」が明けた後となる、11月17日から11月20日の期日で開催予定の韓国最大のゲームショウ「G-STAR 2022」については、現時点では安全性に最大限配慮しつつ予定通り行われるとしている。主催する韓国ゲーム産業協会は「今回のG-STARでも交通統制が行われ、関連機関との協議も完了した状況」と伝えており、会場では警察に加えて安全要員と案内要員を配置し、来場客の動線を案内する予定とのこと。