
Riot Gamesは11月9日、同社の『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)と『チームファイト タクティクス』(TFT)について、東南アジアでの自社パブリッシングを行う計画を発表した。あわせて、同地域のフィリピン、タイ、インドネシア、マレーシアなど主要国に新しい現地事務所を設立する方針も明らかにした。
現在東南アジアにおいては、同社の人気作である『LoL』と『TFT』のパブリッシングをGarena が担当。これまで12年間パートナーシップを結んできたが、Riot Gamesの拡大(すでに『VALORANT』、『Legends of Runeterra』といったタイトルは東南アジアでの自社パブリッシングを行っている)に伴い今年で契約を満了し、2023年1月以降は自社でパブリッシングも手掛ける予定。グローバルの他地域プレイヤーと同じ体験を提供することを目標としている。
具体的には、ゲーム内のキャンペーン、フランチャイズを超えたイベントへのアクセスのしやすさに加えて、コミュニティ活動やRiotが運営する地域のLeague esportsなどオフラインイベントもサポートし、ゲーム内外の施策によってエンゲージメントを高めていく狙い。なお2023年1月以降、Garenaのサーバーはクローズされるため、現地ユーザーはアカウントの移行が必要となる。
また、アジア太平洋地域の新しい体制により、日本やインドなど、すでにパブリッシングを行っている地域での取り組みも拡大。各国や地域全体のオーディエンスに合わせてゲームを調整し、ハイパーローカルな体験の創出に注力するとのこと。