ザ・レコーディング・アカデミーは11月16日、2023年の「第65回グラミー賞」におけるノミネート作品を発表した。受賞式は2023年2月5日に米・ロサンゼルスで開催される予定。
そのなかで、今回新たに設立される5部門の中のひとつ「Best Score Soundtrack For Video Games And Other Interactive Media」(ビデオゲームおよびその他インタラクティブメディアの最優秀サウンドトラック)における候補も選出。
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2023年の「第65回グラミー賞」にゲームのサウンドトラックを対象とした新部門が設立
同賞は、対象期間内に発売されたビデオゲームやその他インタラクティブメディア(スマホアプリ等)のために制作された、あるいはそれに付随するオリジナル楽曲を主体とするサウンドトラックの優秀作品に贈られるもの。
候補には『コール オブ デューティ ヴァンガード』『Marvel’s Guardians of the Galaxy』『アサシン クリード ヴァルハラ』などのタイトルが選出。全ノミネート作品は以下の通り。
- 『Aliens: Fireteam Elite』作:Austin Wintory氏
- 『アサシン クリード ヴァルハラ』DLC「ラグナロクの始まり」 作:Stephanie Economou氏
- 『コール オブ デューティ ヴァンガード』作:Bear McCreary氏
- 『Marvel’s Guardians of the Galaxy』作:Richard Jacques氏
- 『Old World』作:Christopher Tin氏
なお、候補作のコンポーザーのひとりであるChristopher Tin氏は、自身の音楽アルバム「The Lost Birds」で別部門の「最優秀クラシック・コンペンディアム賞」にもノミネートされている。
ゲーム楽曲に関する受賞は、2011年の第53回グラミー賞授賞式で『Sid Meier’s Civilization IV』のオープニングテーマ「Baba Yetu」が「ボーカリストを伴うベストインストゥルメンタルアレンジ」で受賞。ゲームがテレビや映画と同等の評価を受けた初めての年となった。
前回の「第64回グラミー賞」では、ジャズ・ポップスオーケストラの「The 8-Bit Big Band」が「星のカービィ」アレンジ楽曲で「最優秀インストゥルメンタル編曲」を受賞(関連記事)。こちらは原曲の受賞ではなかったものの、ゲーム関連楽曲が評価されたことから大きな話題となった。
そして、「第65回グラミー賞」はゲームのための部門が設立された史上初となる回。どのタイトルが受賞するか要注目だ。