2022年10月、中国モバイルゲームの海外売上チャート 『オリエントアルカディア』が前年同期比183%増収で大きく伸長

▲画像はSensor Towerより

 米調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、「2022年10月の海外進出に成功した中国のモバイルゲームTOP30」を公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。また、ここでの海外とは、中国を除く世界市場のことを指す。

▲2022年10月、中国モバイルゲームにおける海外セールスチャート

 miHoYo(HoYoverse)は9月28日に『原神』のVer.3.1アップデートを実施。その次のVer.3.2アップデートは11月2日に実施され、10月中の大型更新はなかったものの、今月も海外収益は安定して高い数値となった。先月に引き続き、セールスチャートでトップを維持している。

 Moonton(沐瞳科技)の『モバイル·レジェンド: Bang Bang』は10月、新シーズンS26の開始に加え、「聖闘士星矢」コラボイベントを開催。その結果、海外売上が前年同期比22%増となり、セールスチャートで4ランクアップの11位を獲得した。

 

 Yostar(悠星网络)の『ブルーアーカイブ』は、10月26日に日本向けのアップデートを実施し、運動会をテーマにしたイベント「Get Set, Go! ~キヴォトス晄輪大祭~」を開催。同日に日本市場における1日のフローで新記録を更新した。これにより10月の海外売上は前年同期比65%増で、セールスチャート17位、伸び率チャートで2位にランクインした。

 LINGXIGAMES(灵犀互娱)は、三国志を題材にしたRPG『オリエントアルカディア』(三国志幻想大陆)の繁体字版をを10月上旬に、台湾、香港、マカオ、東南アジア市場でリリース。その後、中国と香港のモバイルゲームのベストセラーチャートで首位にランクインした。期間中、海外売上は1,550万ドル(約28億円※)を超え前年同期比183%増となり、伸び率チャートで首位に、セールスチャートでは19位にまで浮上した。

※執筆時点の最新取引レートで計算

 なお日本においては10月、リリースから半周年を迎えている。

▲2022年10月、中国モバイルゲームにおける海外売上高の伸び率チャート

 日本市場においては、YOOZOO Games(游族网络)が10月20日にケモノ娘とポストアポカリプスをテーマにしたRPG『Echocalypse -緋紅の神約-』がリリース。リリース前後ではTVCMやTwitterでのRTキャンペーンなど露出を増やし、同月の日本のセールスランキングで10位を維持する順調なスタートを切った。これに牽引され、海外売上高の伸び率チャートで3位を獲得した。

 Nuverse(朝夕光年)は、新作『MARVEL SNAP』を10月18日にグローバルで配信開始。マーベルIPのもともとの人気に加え、欧米ではDCG系のモバイルゲームが高い評価を得ていることもあり、米国のApp Storeダウンロードチャートではリリース後2週連続で首位を獲得。その結果、伸び率チャートでは4位にランクインしている。

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 なお11月9日時点で全世界での売上は早くも1,000万ドル(約14億円)を超え、米国市場が売上の50%を占めている。

 9月末、Oasis Games(绿洲游戏)とDAMO Gamesが共同開発するRPG『ONE PUNCH MAN 一撃マジファイト』(日本ではGREEから配信されている)が、台湾、香港、マカオ地域で正式リリース。その後、同地域のApp Storeダウンロードチャートで首位を獲得し、海外売上は前月比で4.8倍に拡大。伸び率チャートで7位に初ランクインした。

 X.D. Network (心动公司)がIPタイトルのライセンスを受けたハクスラ系ARPG『トーチライト:インフィニティ』は、10月中旬にグローバルで配信開始。IPの魅力とカートゥーン調の独特でダークなスタイルが評価され、リリース初日に中国、台湾、香港、マカオ、韓国のApp Storeでダウンロードチャート首位を獲得。期間中の伸び率チャートで10位にランクインした。

▲2022年9月、中国モバイルゲームにおける海外でのダウンロードチャート

 そして海外市場におけるダウンロードチャートでは、Wonder Groupのハイパーカジュアルゲーム『Save the Doge』が、海外市場で1000万DLを突破し、3ヶ月連続でトップに。

 前述の『MARVEL SNAP』は、リリース後2週間弱で670万DLを記録し、6位にランクイン。Potato Games Studioのリズムゲーム『Piano Star: Tap Music Tiles』も引き続き好調となり、前回から更に18ランクアップの9位に浮上した。

 このほか、零下七度のレストラン経営ゲーム『My Hotpot Story』、Labo Ladoの子供向け戦車ゲーム『Labo Tank: Build & Play Game』、Whitedotの合成ゲーム『Fish Go.io – Be the fish king』、FunPlusのパズルゲーム『Stormshot』などがダウンロード数を大きく伸ばし、TOP30にランクインしている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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