2022年10月、東南アジアにおけるモバイルゲームのセールスTOPは先月に続き『モバイル·レジェンド』

 アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2022年10月の東南アジアにおけるモバイルゲームのセールスランキングを公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。また、Android向けのサードパーティ製ストアからの収益は推計に含まれていない。

 Sensor Towerによると同期間、東南アジアにおけるモバイルゲームの売上トップは先月に引き続きMoontonの『モバイル·レジェンド: Bang Bang』となり、前年同期比2.6%増の1,040万ドル(14億5,000万円※)近くの消費を生み出した。東南アジアにおけるシェアは、マレーシアが33.1%、次いでインドネシアが28.2%、シンガポールが19.7%となっている。

※執筆時点の最新取引レートで計算

 2位となったGarenaの『Garena Free Fire』は、780万ドル(約10億9,000万円)の売上を記録。収益のうち、41.9%はタイで、次いでインドネシアが31.3%、マレーシアが15.8%となった。

 このほか、『Roblox』、Tencentの『王者栄耀』(Honor of Kings)、Higgs Gamesの『Higgs Domino Island』が上位にランクインした。

 さらに、Supercellの『クラッシュ・オブ・クラン』は、10月が現時点での今年最高月となり、東南アジアで約340万ドルの収益をあげた。前月比で59%増、前年同期比で78.7%の増加となる。収益の急増は、大型の更新である「タウンホール15 アップデート」が寄与。新施設、兵器、ユニット、呪文、ヒーローペットなどさまざまな追加やバランス調整が施された。期間中の売上は、マレーシアが32.8%、インドネシアが32.7%、フィリピンが13.6%を占めた。

 東南アジアのモバイルゲーム市場は期間中、App StoreとGoogle Playを通じて全体で推定2億ドル(約279億円)を売り上げ、前年同期比10%減となった。全体のうち、タイが23.5%に相当する4,700万ドル(約65億6,000万円)近くの消費を生み出した。次いでシンガポールで18.2%、インドネシアで17.6%となっている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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