
アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2022年10月の東南アジアにおけるモバイルゲームのダウンロードチャートを公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。セールスについては既報の通り。
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2022年10月、東南アジアにおけるモバイルゲームのセールスTOPは先月に続き『モバイル·レジェンド』
WONDER GROUPのハイパーカジュアルゲーム『Save the Doge』は期間中、450万超えのダウンロード数を記録し、トップを維持。DLが最も多かった国はインドネシアで45.3%、次いでベトナムが20.6%、フィリピンが17.9%を占めた。
『Save the Doge』は、犬のキャラクター「Doge」をハチの脅威から守るシンプルなパズルゲーム。日本においてもSNSでの広告出稿がよく見られるタイトルである。
2位にランクインしたZego Studioの犯罪シミュレーション『Gangster Crime, Mafia City』は380万超のDL数を記録。DLの割合はインドネシアが46.9%、ベトナムが20.2%、タイが11.9%と上位を占めた。
このほか、トップ5には、Moontonの『モバイル·レジェンド: Bang Bang』、Garenaの『Garena Free Fire』(『Garena Free Fire MAX』を含む)、Robloxの『Roblox』がランクインしている。
また、6位に上昇した零下七度のレストラン経営ゲーム『My Hotpot Story』は、2022年10に現時点での過去最高値となるダウンロード数を記録。前月比1208%増となる約320万DLを達成している。もっとも新規DLが多かったのはタイで、全体の69.2%にあたる約220万DLを記録した。2位はベトナムで13.6%、3位はフィリピンで6.2%となっている。


タイでは10月、Twitter上でこのタイトルのハッシュタグを使ったツイートが8万3000件を超え、人気のトレンドになっていたという。Sensor Towerは「攻略情報やチャレンジの達成記念ツイートなど、ユーザーの投稿によりダウンロード数が急増した」と分析している。
同期間、東南アジアのモバイルゲーム市場では、App StoreとGoogle Playを通じて7億400万DLを記録し、前年同期比で約0.5%の減少を記録。東南アジアで最もDL数が多いのはインドネシアで、全体の38%に相当する2億6600万DLを記録している。2位はベトナムで19%、3位はフィリピンで17.4%となる。