欧州に続き、豪州でもルートボックス(ガチャ)に関する改正法案が提出 レーティングをR18+に分類することを義務付け

 11月28日、豪州の国会議員Andrew Wilkie氏が、同国の議会でルートボックス(ガチャ)に関する法案を提出したことが明らかになった。Kotakuなど複数の海外メディアが報じている。

 この法案は、未成年の保護を目的に、レーティング機関であるオーストラリア等級審査委員会(ACB)の規則を改正し、ルートボックスの要素を含むゲームにR18+(豪州における賭博の年齢制限と等しい)の分類を与えること、あるいは審査・分類を拒否することを義務付けるもの。さらに、レーティングの理由を明記した警告を表示することを義務付けるとしている。

 欧州などでも、ルートボックスは射幸心を煽るギャンブルの一種とみなされ、規制する動きが進んでいる。ベルギーでは実際にルートボックスが禁止されており、今年7月にはオランダで6政党がルートボックス禁止を求める動議を提出(関連記事)。

 豪州も2018年ごろからルートボックスにおけるギャンブル関連の害について可能性を調査しており、2020年には「ゲーマーの3分の2以上がルートボックスをギャンブルだと考えている」との調査結果が明らかに。

 同年、オーストラリア連邦議会が提出した「Protecting the age of innocence」と題したレポートの中では、オンラインの安全性に関する独立規制機関であるeSafetyから、ルートボックスやその他の擬似ギャンブル要素へのアクセスを18歳以上の成人に制限するよう勧告されるなど、かねてより包括的な見直しを求める動きがあった。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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