カカオゲームズは、同社が現地での運営を行う韓国版『ウマ娘 プリティーダービー』について、12月5日よりハーフアニバーサリー施策を展開している。
韓国版『ウマ娘 プリティーダービー』は6月20日にリリースし、韓国国内でのローンチ直後、App Store、Google Playの両ストアで好スタートを切った(関連記事)。現在、12月20日のハーフアニバーサリーに先駆け、さまざまな施策が展開されている。
ゲーム内ではジュエル配布や無料ガチャ、セールキャンペーンなどを実施しているほか、公式Youtubeでは韓国コミュニティに向けて撮り下ろしたと見られる「ぱかチューブっ!」が初めて公開。宣伝担当(自称)のゴールドシップが登場し、ハーフアニバーサリーを祝った後、韓国語の挨拶である「アンニョン」で締めた。
なおこれまでの韓国版『ウマ娘』は、1日で売上150億ウォンを達成する(カカオゲームズ第2四半期決算発表による)爆発的なヒットで注目された一方、日本版と韓国版の運営を比較した際の格差などを理由に炎上状態となり、ユーザーによる抗議活動として、馬車やトラックでのデモ活動が行われる事態に陥っていた。
【関連記事】
韓国版『ウマ娘』ユーザーが抗議文を掲載した馬車やトラックでデモを実施 デモ企画者は払い戻し訴訟も検討
炎上を受けカカオゲームズは9月、ユーザーとの疎通をはかるために8時間にも及ぶ懇談会を実施し、その後も改善に取り組んだ。現在も定期的な進捗報告や丁寧な事前告知を行っており、12月5日には前述の通り、撮り下ろしの韓国版「ぱかチューブっ!」も公開。紆余曲折を経たものの、ファンからは感動をもって受け入れられている様子だ。
【関連記事】
・韓国版『ウマ娘』、8時間にも及ぶユーザーとの懇談会を実施 責任者の交代および改善TFを設置
・韓国版『ウマ娘』訴訟代表団、訴訟取り下げ書を提出 カカオゲームズが運営の改善姿勢を示したため
そのほか、12月のアップデートでは、「育成の報酬獲得量増加」「育成中のバッドステータス緩和」「競技場一括スキップ機能」など日本でも実施された調整の早期導入を行っている。今後、19日からは新規育成シナリオ「アオハル杯」が開幕予定となる。