第65回グラミー賞、優れたゲーム音楽として『アサシン クリード ヴァルハラ:ラグナロクの始まり』の作曲家が受賞

 米・ロサンゼルスで現地時間2023年2月5日に開催された「第65回グラミー賞」において、『アサシン クリード ヴァルハラ』のDLC「ラグナロクの始まり」で楽曲を手掛けたStephanie Economou氏が新設の部門で受賞を果たした。

 「第65回グラミー賞」では、新たに設立される5部門の中のひとつとして、「Best Score Soundtrack For Video Games And Other Interactive Media」(ビデオゲームおよびその他インタラクティブメディアの最優秀サウンドトラック)が新設。

 同部門は対象期間内に発売されたビデオゲームやその他インタラクティブメディア(スマホアプリ等)のために制作された、あるいはそれに付随するオリジナル楽曲を主体とするサウンドトラックの優秀作品に贈られるものとなっている。

 受賞した「ラグナロクの始まり」のほかには、『Aliens: Fireteam Elite』の楽曲を手掛けるAustin Wintory氏、『コール オブ デューティ ヴァンガード』のBear McCreary氏、『Marvel’s Guardians of the Galaxy』のRichard Jacques氏、『Old World』のChristopher Tin氏がノミネートされていた。

 これまで、ゲーム楽曲に関する受賞と言えば、2011年の第53回グラミー賞授賞式で『Sid Meier’s Civilization IV』のオープニングテーマ「Baba Yetu」が「ボーカリストを伴うベストインストゥルメンタルアレンジ」で受賞。ゲームがテレビや映画と同等の評価を受けた初めての年となった。

 また、前回の「第64回グラミー賞」では、ジャズ・ポップスオーケストラの「The 8-Bit Big Band」が「星のカービィ」アレンジ楽曲で「最優秀インストゥルメンタル編曲」を受賞(関連記事)。こちらは原曲の受賞ではなかったものの、ゲーム関連楽曲が評価されたことから大きな話題となった。

 そして今回は、ゲーム音楽のための部門が設立された史上初となる回。優れたゲーム音楽を生み出した人物として表彰されたのは、『アサシン クリード ヴァルハラ』のDLC「ラグナロクの始まり」で楽曲を手掛けたStephanie Economou氏となった。同氏は受賞に際して「ビデオゲーム音楽の力を認めていただきありがとうございます」とコメントしている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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