NetmarbleのMMORPG『Blade & Soul Revolution』(ブレイドアンドソウル レボリューション)が、累計売上5億5,000万ドル(約723億円※)を達成したとの推計が明らかになった。市場調査Sensor Towerのデータを基に、韓国メディア「THIS IS GAME」などが報じた。
※執筆時点の最新取引レートで計算
『ブレイドアンドソウル レボリューション』は、NCSOFTのオンラインPCゲーム『ブレイドアンドソウル』のIPを活用したモバイルMMORPG。韓国で2018年12月にリリースされ、初日にアプリストアのダウンロードランキングで1位、セールスランキングで2位を獲得するなど、注目を集めた。その後、日本では2019年10月にリリースされ、2021年3月にグローバル市場で正式リリースされている。

Sensor Towerによると、2018年12月6日から2023年1月31日までの期間、全世界で累計約5億5,000万ドルの売上を達成。そのうち、約84%にあたる4億6,000万ドル(約605億円)を韓国が占めた。

この売上はパブリッシャーの収益に大きく貢献しており、Netmarbleの韓国モバイルゲーム市場における売上の約25%を占め、アプリ別の貢献度では最も高い数字を記録。全世界の基準でも約7.8%で5番目に貢献するタイトルとなっている。
また2022年、韓国モバイルゲーム市場におけるセールスランキングでは13位にランクインしている。1月31日時点でも、途中で落ち込みはあったものの13位まで再浮上したようだ。

「ブレイドアンドソウル」IPとしては、NCSOFTが2021年8月に韓国でリリースしたモバイルMMORPG『ブレイドアンドソウル2』(日本では未リリース)が、2022年の年間売上において8月までトップを維持していたが、9月に『ブレイドアンドソウル レボリューション』が逆転。IPの中でも最も売れているタイトルとなった。

これは、『ブレイドアンドソウル レボリューション』が「打撃感」、「グラフィック」、そして「ストーリー」の面で高く評価され、「原作を上手く取り込みながらも、モバイルに最適化した」結果だという。前述の通り現在もセールスランキングで高い位置にランクインしており、今後も高い売上が見込める状況と言える。
なお『ブレイドアンドソウル2』に関しては、シリーズの正当続編として期待されるも、過剰な課金誘導にユーザーから批判が集まった。同作はNCSOFTのモバイルMMORPGによく見られる、いわゆる「リネージュ型課金モデル」を採用している。