エレクトロニック・アーツ(EA)が2月28日、品質保証(QA)に携わるテスター200人以上をレイオフしていたことが明らかになった。海外のゲームメディアKotakuなどが報じている。
報道によると、対象となったのは主に『Apex Legends』を担当していた200人以上のQAテスターで、米ルイジアナ州・バトンルージュのオフィスに在籍していたすべての人員だという。なお、解雇通知は契約会社であるMagnit GlobalとのZoomによるオンラインミーティングで伝達され、直前までマネージャークラスも把握していなかったとのこと。
今後、解雇されたQAスタッフには60日分の退職金が支払われる予定。
Kotakuに寄せられた広報担当者のコメントによると、EAはグローバル戦略の一環として、ルイジアナ州バトンルージュに集中していたテストチームを分散させる方針。米国内のリモートプレイテスターを含むグローバルチームによって、より高いコミットメントを実現するとしている。一方で、バトンルージュのオフィスは今後もオープンな状態で運営を続けていくという。
また、広報担当者は「ゲームのテスト・最適化は、プレイヤーに最高の体験を提供するために不可欠な要素です」とコメントしている。
EAは2月、『Apex Legends Mobile』のサービス終了を発表。2023年5月2日午前8時(日本時間)をもって約1年間の運営を終える予定とした。あわせて、リリースを予定していた『Battlefield Mobile』の開発を中止することも報告している。
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