インターネットから生まれた全知全能(?)のゼウス・周央サンゴが行く『Ib』リメイク版 密度が濃すぎるプレイ実況が面白い

 バーチャルYouTuber(バーチャルライバー)の周央サンゴさんは、自身のYouTubeチャンネルにおいて「【Ib リメイク】Ib リメイク 全知全能編【周央サンゴ】」を配信した。

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 バーチャルYouTuber(バーチャルライバー)の周央サンゴさんは、自身のYouTubeチャンネルにおいて「【Ib リメイク】Ib リメイク 全知全能編【周央サンゴ】」を配信した。

 本配信でプレイする『ib』リメイク版は、2012年に配信された、美術館を舞台にした人気ホラーアドベンチャーゲームのリメイク版。当時、フリーゲームとして配信された本作は、魅力的なキャラや世界観が話題を呼び、カルト的な人気を博した。そんなゲームが10年ぶりにリメイクされるということで再び話題を呼んでいる。

 そんな本作をプレイする周央さんはインターネット文化に秀でており、ちまたで「ニコニコの女王」などと呼ばれている。当時、実況などで大流行した『Ib』のことはもちろん知っている。そう、彼女はすべてを知っている全知全能の神=ゼウスなのだ。……なにを言っているのかわからないと思うが、いつものことだ。

 リメイク版で追加された新要素に加え、割と記憶があやふやっぽいため、本当にゼウスか怪しくなるシーンもあるが、そこは全知全能。自身が好きな「志摩スペイン村」や『DYNAMIC CHORD』ネタをばらまきながら、着々と進めて行く。コメント欄にいる、プレイ済みの無数のゼウスたちも逐一面白いため、表示してみてみることをオススメする。

 また、彼女は世怜音女学院・演劇同好会の所属である。日頃のTRPG配信でも披露しているその演技力は、本配信でも光っている。キャラを演じ分けながらセリフを読んでくれるため、ほぼフルボイスのような状態。また、普段のキャラとのギャップが著しく、そこも面白いポイントだ。

 ネタバレを容赦なくしていくので、事前知識のない普通の人類や、半ゼウスには注意だ。しかし、初見でもかなり楽しめる配信になっている。すでに『ib』をプレイしたことのあるゼウス諸君、並びに事前知識のない一般人類は、是非本配信を視聴してみてほしい。

 

【Let’s player】

周央サンゴ(YouTubeチャンネル
にじさんじ所属のバーチャルYouTuber(バーチャルライバー)。世怜音女学院演劇同好会の一員としてデビューし、よくレトロゲームを実況する。視聴者すら圧倒的する怒涛のトークと聞き取りやすくクセになる活舌と声で、ニコニコ動画を中心に人気となり、ニコニコ動画に関家する数々の賞を受賞している。サンリオキャラクターのポチャッコが大好きで、なにかと隙を見つけてはポチャッコの話をする。

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寺村 一也(Kazuya Teramura)
寺村 一也(Kazuya Teramura)
ライター。ゲームに関連した書籍・WEBメディアで記事を執筆する傍ら、ゲーム実況・VTuber文化にも精通。幼少期からゲームを遊ぶ時間に制限があったものの、説明書や攻略本など関連書籍を読み漁りゲームの魅力に触れていく。その経験からプレイ以外の「観て楽しむ」という実況文化を学ぶようになる。

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