CRI・ミドルウェアは、タイトーが配信するスマートフォン向け音楽ゲームアプリ『ディズニー ミュージックパレード』に、CRIが提供するサウンドミドルウェア「CRI ADX2(以下ADX2)」の新機能「SonicSYNC(ソニックシンク)」が採用されたことを発表した。
「SonicSYNC」は、スマートフォンで発生する、ユーザーが操作を行ってから音が鳴るまでの再生処理時間を限りなくゼロにする機能。特に音のレスポンスが重要となるリズムゲーム、アクションゲームにおいて、ユーザーのゲームプレイ快適度を大幅に向上するという。
<以下、プレスリリースより引用>
■ゼロ遅延で音声信号を生成する「SonicSYNC」
「SonicSYNC」はハードウェアと同期して即座に音声信号を生成することで、ソフトウェア処理の遅延時間をゼロにすることに成功しました。
タップ検出などのハードウェアに起因する遅延のみとなり、タップしてから音が鳴るまでの遅延時間を約50ミリ秒にすることができました。グランドピアノの鍵盤を押してから音が出るまでの時間は40~60ミリ秒です。「SonicSYNC」は、スマートフォンのレスポンスを、グランドピアノと同等レベルに引き上げます。
音の反応が特に重要なリズムゲームのほか、アクションゲーム、パズルゲーム、FPS(ファースト・パーソン・シューティング)など、操作に合わせて音が鳴るあらゆるゲームにおいて、ユーザーの没入感をより高めるとともに、軽快な操作感覚が得られ、新たな演出の可能性を広げることができます。
■困難とされていたBluetoothイヤフォンでのリズムゲームのユーザー数を拡大
Bluetoothイヤフォンを使用した場合、スマートフォン本体のスピーカーから直接再生される音と比べて、本体とイヤフォン間での通信タイムラグがあります。また、データ圧縮及び解凍のための時間も加算されてしまうため、リズムゲームのようにタイミングが重要なゲームは遊びにくい傾向にありました。
「SonicSYNC」を導入することにより、今までプレイが困難とされていたBluetoothイヤフォン使用時でもリズムゲームが遊びやすくなり、普及が進むBluetoothイヤホンでのユーザー数を拡大します。
■「SonicSYNC」機能を搭載した最新版SDKを公開
「SonicSYNC」はサウンドミドルウェアADX2の機能です。7月5日に公開されるiOS/Android版の最新SDKをテクニカルサポートサイトよりダウンロードいただくか、Webフォームよりお問い合わせください。
■『ディズニー ミュージックパレード』の世界観により没入できる音の演出
『ディズニー ミュージックパレード』では、リリース当初よりADX2が採用されていますが、「リズムゲームパートをより快適なものにしたい」という開発チームの要望を受け止め、「SonicSYNC」機能を開発・提供することになりました。
『ディズニー ミュージックパレード』のリズムゲーム中のタップ効果音は、音楽に合わせて音階を奏でる仕組みになっています。「SonicSYNC」の採用により、従来のスマートフォンでは避けることのできなかった、タップしてからの効果音再生までのタイムラグを極限まで低減することができました。実際に楽器を演奏しているような感覚で『ディズニー ミュージックパレード』を楽しめるようになります。まるで家庭用やアーケードのリズムゲームのような高レスポンスなゲーム体験を提供します。
■『ディズニー ミュージックパレード』とは
ディズニーの素晴らしい数々の名曲とともに、イルミネーションのような光の粒子が溢れる美しい3D空間をかけめぐる、ライドアトラクションのようなリズムゲームです。
リズムに合わせて画面をタップするだけの簡単操作で、まるで音楽をみんなと奏でているかのような、新感覚のリズムゲーム体験が楽しめます。
『君はともだち(トイ・ストーリー)』『レット・イット・ゴー(アナと雪の女王)』『ホール・ニュー・ワールド(アラジン)』『パート・オブ・ユア・ワールド(リトル・マーメイド)』をはじめ、約50曲の楽曲を収録しております。
iPhone/Androidにて基本無料でプレイ頂けます。
▼『ディズニーミュージックパレード』公式サイト
https://www.taito.co.jp/musicparade
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