セガは、パズルゲーム『ぷよぷよ』のソースコードを活用した学習教材『ぷよぷよプログラ
ミング』を使った特別授業を、青山学院横浜英和中学高等学校において、2021年8月19日(木)
に開催した。
『ぷよぷよプログラミング』は2020年6月の提供開始以来、全国各地の教育委員会や学
校、eスポーツ団体や企業が主催するイベントでの本コンテンツを活用した特別授業、ワー
クショップ等の場で利用され、登録者数は55,000人を突破(2021年7月末時点)。
セガではゲーム事業やジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定タイトル『ぷよ
ぷよ』のeスポーツ展開を通じて培ったノウハウや資産を活用し、今回のカリキュラム提供
のようにプログラミング教育に関する企画・運営を多数サポートしている。
今回の授業では、中学1、2年生の生徒81名を対象とし、『ぷよぷよプログラミング』を活用したオリジナルの教育プログラム(75 分)をセガが企画・運営。また、講師には『ぷよぷよ』シリーズのジャパン・e スポーツ・プロライセンスを保有し、「全国都道府県対抗e スポーツ選手権 2021 MIE ぷよぷよ部門 一般の部」神奈川県代表であるぴぽにあ選手を招いたという。
講師のぴぽにあ選手はシステムエンジニアの経験があり、ソースコードの入力によりプログラムが動く仕組みなどプログラミングの基礎をレクチャー。
生徒は『ぷよぷよ』のソースコードを書き写す作業(写経)を通じて、「ぷよ」の落下や左右移動、回転させるためのコーディングや「ぷよ」の背景の色や落下スピードなどパラメータを書換えることでゲームバランスの調整を体験、自ら作成した『ぷよぷよ』を楽しんだとのこと。
その後、ぴぽにあ選手は「e スポーツ」プロ選手の仕事紹介として、大会出場や各種イベント参加など自身の活動やプロ選手の1 日のスケジュールなどを説明。また、生徒からの質問にも答えた。
参加した生徒からは「プログラミングは未知の世界だったが、今回の授業を通してゲーム
を作る側の気持ちも少し知ることができ、楽しかった。『ぷよぷよ』では遊んだことがあっ
たので、親近感を持って学ぶことができた。」(1 年生)、「今までやったことのあるプログラ
ミングとはちょっと違って興味を持ちました。自分でつくったプログラムが動く時はとても
うれしかった。」(2 年生)などの感想があったという 。
青山学院横浜英和中学高等学校教頭 細田 孝充先生によるコメント
親しみやすい『ぷよぷよ』を通じて、プログラミングを体験し、短い時間でゲームを完成できるため、生徒も達成感を得ながらプログラミングを学ぶことができたと思います。プログラミングがどのように活用されているかも実感でき、プログラミング学習の導入として役立ちました。
・当日のプログラム(75 分)
○「ぷよぷよ」ってどんなゲーム?
‐プロ選手による実演
○「ぷよぷよ」を作ってみよう
ゲームフィールドをつくる/「ぷよ」が落ちてくる/「ぷよ」を左右に動かす/
「ぷよ」を回してみよう/「ぷよ」を消してみよう
〇完成!遊んでみよう
〇ぷよぷよのカスタマイズ(改造)
‐著作権をまもろう
‐「ぷよぷよ」を変えてみよう
背景の「ぷよ」を入れ替えてみよう/ステージの大きさを変えてみよう/
背景の色を変えてみよう/「ぷよ」の落下速度を変えてみよう
○eスポーツプロ選手のお仕事紹介
〇質問コーナー
『ぷよぷよプログラミング』