スクウェア・エニックスは、自社クリエイターが外部クリエイターを招待してお互いの作品やクリエイティブに対する考え方等について語り合う、対談形式の動画番組『CREATORS SQUARE』の配信を開始した。
第1回目の配信では、『すばらしきこのせかい』、『スクールガールストライカーズ』のキャラクターデザインを代表作とするデザイナーの小林元と、「ずっと真夜中でいいのに。」、「Eve」などのMVを手掛けるアニメーション作家Waboku氏との対談が実現。
現在・過去・未来をテーマに、3つの動画が公開されており、「STORY:NOW」(現在)では、お互いのキャラクター、世界観を作る上で一番大事にしていること、私生活とクリエイティブの関係性についてのトークを展開。
「STORY:PAST」(過去)では、自身に影響を与えた作品として小林氏が『ビックリマンシール』のキャラクターデザインと『ドラゴンの洞窟』(1984年に発売されたアドベンチャーブック)を、Waboku氏が『憑物百怪』(水木しげる著)と『ワンダと巨像』、『ファイナルファンタジーXI』を挙げ、それぞれの魅力について語っていた。
デザイナーという職業に進んだきっかけとなったタイトルについて聞かれると、小林氏はカプコンの『ストリートファイターⅡ』を挙げる。「1人ずつのキャラクターのアニメーションパターンと技の数が、それまでやったゲームと全く違うぐらいの多彩な動きをする」「(ここまで)愛されるキャラクター、使い込まれるキャラクター作れたら幸せだ」として、ゲームキャラの概念が変わるほどのインパクトがあったことを話した。
最後の動画となる「STORY:FUTURE」(未来)では、「小林氏とWaboku氏がもしコラボをしたら……?」という話題で盛り上がる場面も。小林氏が「Wabokuさんの世界観で何かゲームを作るみたいなコラボができたら売れるんじゃないですか(笑)」とふると、Waboku氏も「めちゃめちゃやりたいですね!」と目を輝かせていた。
新進気鋭のクリエイターの作品作りの姿勢などが聞ける、貴重な映像となった『CREATORS SQUARE』。対談についての詳細が気になるという方は、ぜひ動画をチェックしてみてほしい。