「JELLY JELLY STORE」初の実店舗が池袋にオープン。ピチカートデザイン代表・白坂翔氏にボードゲームストア開店の狙いと今後の展開を聞く

 ピチカートデザインは、11月1日、ボードゲームを販売する「JELLY JELLY STORE」の実店舗を池袋にオープンした。

 2017年に通販サイトとしてスタートしたJELLY JELLY STOREは、ボードゲームの人気とともに売り上げが上昇。その後は新型コロナウィルスの影響による巣ごもり需要が後押し、2020年には前年比1.8倍もの売り上げを記録したという。そういった背景から、今回のリアル店舗のオープンに繋がったということだ。

 PickUPs!では、11月1日にオープンしたばかりの「JELLY JELLY STORE」池袋店について取材を実施。ピチカートデザイン代表・白坂翔氏に、リアル店舗のオープンについての詳しい経緯や、今後の展開についてお話を伺った。

▲「JELLY JELLY STORE」池袋店

 

池袋にオープンした「JELLY JELLY STORE」初の実店舗

 世界中のボードゲーム500種類以上が所狭しと棚に並び、それぞれの作品を実際に手に取って購入ができる、ボードゲーム専門店「JELLY JELLY STORE」池袋店。ショップの大きな窓からは店内の様子について見ることができ、思わず立ち寄ってみたくなるようなオープンスタイルになっている。

 池袋には姉妹店であるボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」2店舗が営業していることもあり、知名度も高い。オープン初日には、多くのボードゲームファン達が駆け付けたそうだ。「JELLY JELLY CAFE 池袋1号店」から徒歩約10分、2号店からは徒歩約12分の場所にあるためアクセスも良く、ボードゲームカフェで遊んだ作品を、そのままストアで購入するといった需要も期待できるだろう。

 店内はウッド調をベースにした落ち着いたインテリアで統一されており、四方八方にある棚にはボードゲーム作品がズラリ。入り口付近にはコミュニケーションゲームを中心としたライトゲームが、奥には長いプレイ時間を要するヘビーゲームが用意されているという、ボードゲーム初心者から上級者まで満足できるラインナップとなっている。

 ボードゲームのタイルやコマ、ゲームボードといったコンポーネントが紹介文とともに展示されているミニコーナーもあり、新たなゲームタイトルとの出会いの場としても重宝できる。店長の飯田氏はJELLY JELLY CAFEのスタッフとして働いていた経験もあり、作品について分かりやすく、丁寧に説明を行ってくれることも嬉しいポイントだ。

 取材当日(11月4日)はオープン記念として、5,000円以上の購入で「JELLY JELLY STORE」のロゴ入りのオリジナルポーチがプレゼントされるキャンペーンが行われていた。さらに、LINEの友だち追加でオリジナルクリアファイルのプレゼント、ストアオリジナルの有料レジ袋の販売なども実施されていた。

 

ピチカートデザイン代表・白坂翔氏インタビュー

▲白坂翔氏

――まずは、自己紹介からお願いします。

白坂翔(以下、白坂):ピチカートデザイン代表の白坂です。ピチカートデザインは2010年に創業以来、ボードゲームカフェの運営やオリジナルゲームの製作、世界中のボードゲーム販売など、様々な事業を行って参りました。

近年では、現在全国12店舗で展開中のボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」を軸としつつ、国内外のボードゲームの開発・製造・販売に注力しております。

 

――「JELLY JELLY STORE」池袋店をオープンするに至った経緯をお聞かせください。

白坂:2017年よりボードゲームの通販サイトを運営していたのですが、お客様と実際に顔を合わせてゲームを紹介し、販売できる店舗がほしいという思いがありました。新型コロナウィルスの影響もあり、なかなか方針が立てづらい状況ではあったのですが、11月にようやくリアル店舗がオープンできたという形です。

 

――ボードゲームショップをオープンする場所について、池袋を選んだ理由について教えてください。

白坂:池袋はサンシャインシティやPARCOなどの都市型アミューズメントスポットが充実している一方で、乙女ロードをはじめアニメグッズ店も多く、毎年10月には「池袋ハロウィンコスプレフェス」が行われるなど、サブカルチャー色の強い街でもあります。

また、池袋にはJELLY JELLY CAFEを2店舗展開していることもあり、ボードゲームユーザーとの相性が非常に良いと感じておりました。ピチカートデザイン本社が池袋にあり、ストアまでのアクセスが便利だという理由もあります。

 

――ストアの反響はいかがでしょうか?

白坂:普段からJELLY JELLY CAFEをご利用いただいているというお客様に足を運んで頂いたこともあり、好調なスタートを切ることができました。今後はJELLY JELLY CAFEを知らないというお客様に向けて、情報を発信していくことが課題となっています。

 

――ストアの特徴についてお聞かせください。

白坂:ボードゲームカフェの経営で培ってきたノウハウを、ストアの経営にも活かせるということがひとつの特徴としてあります。カップルやファミリーなど、それぞれの客層に合わせた作品を紹介できるのは、ネット通販には無いリアル店舗としての強みですね。

内装については、お客様がお店に入りやすいよう、カジュアルで清潔感のある雰囲気を心掛けています。ボードゲームはまだまだマイナーなイメージがありますので、もう少しポップな趣味として認知してほしいという思いもあり、インテリアについてもお洒落さを感じてもらえるような内容に統一しております。

また、『クアルト』や『ガイスター』といった定番ゲームについてサンプルを用意し、お客様が実際に箱の中身を確認していただけるような取り組みも行っております。

 

――最後に、ピチカートデザインの今後の展開についてお聞かせください。

白坂:まずは、池袋店の経営を重点的に行っていくことを考えています。皆さまからのご要望が大きければ、店舗数を増やしていくことも視野に入れていきたいですね。JELLY JELLY CAFEの経営はもちろんのこと、オリジナルゲームの制作、販売の方も引き続き力を入れて取り組んでいきます。

また、アナログゲームが好きになるきっかけはボードゲームだけでなく、「人狼ゲーム」や「脱出ゲーム」、「マーダーミステリー」など人によって様々です。マーダーミステリー専門店「Rabbithole」を運営するミスティブ株式会社人狼の取締役として、それぞれの分野について盛り上げ、業界の知名度向上に繋げていきたいです。

――ありがとうございました。

 

「JELLY JELLY STORE」店舗情報

店名:JELLY JELLY STORE 池袋店
住所:東京都豊島区南池袋1-25-4 RSビル1階
アクセス:池袋駅東口より徒歩2分
電話番号:03-6384-4440(営業時間内のみの受付となります。)
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
お支払い方法:現金、クレジットカード、PayPay、LINE Pay

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島中 一郎(Ichiro Shimanaka)https://www.foriio.com/16shimanaka
ライター。ゲーム・アニメ業界を中心にニュース記事の執筆、インタビュー、セミナー取材などマルチに担当。ボードゲームが趣味であり、作品のレビューや体験会のレポートを手掛けるほか、私生活で会を催すことも。無類のホラー好き。

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