『FF14: 暁月のフィナーレ』発売日が2週間延期。2021年12月7日(火)に変更

 スクウェア・エニックスは、MMORPG『ファイナルファンタジーXIV』の最新拡張コンテンツ『FF14:暁月のフィナーレ』の発売日を2021年11月23日(火)から2週間後の12月7日(火)に延期したことを発表した。あわせて、予約購入者特典のアーリーアクセスも11月23日から、12月3日へ変更となる。

 『FF14』 は2013年に『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』のサービス開始以来、2年に1度のペースで拡張パッケージを発売。今回の『暁月のフィナーレ』では、これまでFFのメインストーリーで描かれてきた星と命を巡る物語「ハイデリン・ゾディアーク編」が遂に完結する。

 これまでの集大成となる拡張パッケージである『暁月のフィナーレ』は、かねてより「過去最高のボリューム」と説明されていた。更に、かつてないほどプレイヤー人口が増加し、相当な混雑が予測される現状を踏まえると、かなり慎重な判断が必要だったことがうかがえる。

 プロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹氏は、今回の延期について公式のニュースリリースで以下のコメントを寄せている。

このたびは、発売予定日の直前になっての延期発表となり、誠に申し訳ございません。

『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』は、最新の拡張パッケージであると同時に、旧ファイナルファンタジーXIVのローンチから続く「ハイデリン・ゾディアーク編」という11年のサーガに完結をもたらす作品です。もちろん、ファイナルファンタジーXIVは『暁月のフィナーレ』以降も新たな冒険をお届けしていくことになりますが、旧版の失敗からここに至るまで、本当に様々な道のりがあり、僕の中で「『暁月のフィナーレ』の完成度を、今持てる力の限り、最大限まで高めたい」という欲求を抑えることができませんでした。それにより、クオリティアップに費やした時間が想定をオーバーし、結果的にデバッグ期間を消費することとなってしまいました。一方で、オンラインゲームにとって安定性は非常に大切であり、マスターアップに伴うデバッグ期間を再確保するため、2週間の延期という決断をさせていただくに至りました。

改めて、この度はプレイヤーである光の戦士の皆さん、ならびに関係各位に多大なるご迷惑をおかけいたしますこと、重ねてお詫び申し上げます。『暁月のフィナーレ』にて最高の冒険をお届けし、またその先のアップデートによるゲーム体験の拡大も併せ、一歩ずつまた信頼を取り戻せるよう、引き続き最大の努力をしてまいります。

   

 今回の延期で空いた2週間は、主にQA(品質保証)の時間に充てられる。吉田氏は自身が『FF14』の最新情報を伝える「プロデューサーレターLIVE」の中で、「これまでキャリア通じても発売日を発表してから延ばすことはなかった」と振り返り、本作の集大成に際してこだわりが溢れてしまったことを吐露。涙ながらに謝罪する姿を見せた。

 プロデューサーとディレクターを兼任する立場として、期日通りにリリースすることと、作品の完成度を追求したい気持ちで相当な葛藤があったことは想像に難くない。

▲延期後のリリーススケジュール。

 なお、該当の「プロデューサーレターLIVE」を受けて、同作に登場するNPC・サンクレッドのCVを担当する中村悠一氏が以下のツイートを投稿している。2週間延びてはしまったが、「ハイデリン・ゾディアーク編」の締めくくりとなる『FF14: 暁月のフィナーレ』の内容に期待したい。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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