スクウェア・エニックスは12月2日、『ファイナルファンタジーXIV』（FF14）における全世界の累計登録アカウント数が2,500万を突破したことを明らかにした。この数字は日本、北米、欧州、中国、韓国の5リージョンが含まれ、フリートライアル版のアカウントもカウントされている。

　『FFXIV』は2013年に『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』でサービスを開始して以来、2年に1度の拡張パッケージを発売してきた。『暁月のフィナーレ』では、これまでFFXIVのメインストーリーで描かれてきた星と命を巡る物語、「ハイデリン・ゾディアーク編」が遂に完結。そして、新たな物語の幕が開ける節目の拡張パッケージとなる。

　そのアーリーアクセスが12月3日18:00から開始される目前での快挙達成であり、過去最大の拡張パッケージとなる本作の、非常に高い注目度がうかがえる出来事となった。

　また同日、｢PlayStation®Partner Awards 2021｣でPARTNER AWARD受賞タイトルが発表。『FF14』が5タイトル中のひとつとして受賞したことが明らかに。

　選考基準は、日本・アジア地域で開発されたサードパーティ製のタイトルにおいて、2020年10月から2021年9月の全世界売上上位にランクインし、特に注目すべき活動成果を残した作品。選考にあたっては、プレイヤー数などのSIE独自指標も採用されている。

　さらには、『暁月のフィナーレ』発売を記念して、オーストラリアの歌手・Sia（シーア）とコラボした「Fly Me To The Moon (Inspired by FINAL FANTASY XIV)」を12月3日に公開。アーリーアクセスの開始を盛り上げた。

　アーリーアクセスとは、本作の予約をしたユーザーが対象となる、正式サービス開始に先がけて拡張分が遊べる特典のこと。12月7日が正式サービス、12月3日～がアーリーアクセス開始日となる。

　そして、アーリーアクセスが開始された12月3日の18時ごろ、アーリーアクセスへの参加を心待ちにしていたユーザーが『FF14』に殺到。事前の公式アナウンスの通りサーバーに混雑が見られ、ログイン待ちユーザーが多数発生。

　筆者も試しにプレイを試みたところ、ログイン画面で1400人待ちが表示された（待機列のような感じで、順番にログイン処理が行われる）。20分ほど待っていると問題なくログインすることができたが、一部ユーザーの間では2002エラー※が表示されることもあったようだ。

※ログインサーバーへの一時的なアクセス集中、もしくは各論理データセンターのログイン待ちの合計キャラクター数がおよそ17,000人を超えると表示されるエラー。負荷集中によるサーバーダウンを避けるための処理となる。

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　そして、アーリーアクセス開始から数日経った現在、不具合が発見され次第追記する形でお知らせ「『暁月のフィナーレ』アーリーアクセスにおいて確認されている不具合と状況について」を掲載。状況の変化が起きやすい現環境の中で、影響度の高いもの、また見た目に分かりやすいものを告知している。

　さらに、今回のサーバー混雑を受けて掲載された「FFXIV混雑への補填と状況、および対応についてご報告」の中では12月7日までに製品版アカウントを所有しているユーザーを対象に、7日間の無料プレイ権が付与されることが暫定的に決定（今後の状況によっては更なる補填も予定）。プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏から、状況の説明と補填対応についての告知が行われた。

　世界的な半導体不足からサーバーの増強、新規ワールドの追加といった手段が取れなかったものの、公式による案内のスピードはかなり速いと感じられる。このまま、正式サービス開始後の盛り上がりにも注目していきたいところだ。