ネクソンは、ゲームズワークショップと同社の英国生まれのミニチュアボードゲーム『Warhammer Age of Sigmar』(ウォーハンマー・エイジ・オヴ・シグマー、AoS)を題材とした新しいバーチャルワールドの開発及びパブリッシングについてのライセンス契約を締結したことを発表した。契約内容や配信開始日程については不明。
ゲームズワークショップが販売する『ウォーハンマー・エイジ・オヴ・シグマー』は、ミニチュアを使用したウォーシミュレーションゲーム。ミニチュアを盤面に並べたターンベースの対戦が特徴だ。
前身となる作品に『ウォーハンマー:ファンタジーバトル』が存在し、タイトルの通り剣と魔法のファンタジーな世界観が特徴で、「エイジ・オヴ・シグマー」もファンタジー世界が舞台となっている。別シリーズ(ウォーハンマー40,000)も展開されており、そちらはSFの世界が舞台となっている。
「ウォーハンマー」は、フォーカス・ホーム・インタラクティブがライセンスを得て販売した『Warhammer Age of Sigmar: Storm Ground』のように、しばしばその世界観を用いたゲームがリリースされている。
ネクソンによると、制作中の新作はソーシャル機能を兼ね備えたインタラクティブPvEが特徴で、新規コンテンツを継続的に提供する運用型のサービスになるという。ジャンルは「PvEマルチプレイヤーRPGのバーチャルワールド」と定められ、PC、コンソール、モバイル(iOS/Android)に対応予定。
対応言語は13ヵ国語(英語、スペイン語、イタリア語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、日本語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)、ロシア語、トルコ語、ポルトガル語、アラビア語)となり、ワールドワイドに展開していくようだ。
発表されている作品の紹介は以下の通り。
発表に関して、ネクソンパートナーシップ開発部門のヴァイスプレジデント(VP)であるColin Robinson(コリン・ロビンソン)氏は次のようにコメントしている。
「ゲームズワークショップによる創造力豊かな開発・育成により、『ウォーハンマー』は世界で最も人気のあるゲームシリーズとなりました。また、ネクソンはバーチャルワールドの開発においてのグローバルリーダーです。クリエイティブ性に富んだ『ウォーハンマー』をPC、コンソール及びモバイル向けのバーチャルワールドとして拡大していくことを楽しみにしています。」
また、ゲームズワークショップのグローバル・ライセンシング部門の責任者であるJon Gillard(ジョン・ギラード)氏は次のようにコメント。
「世界中のゲームプレイヤーを魅了できるようユニークかつ新しい形で『ウォーハンマー・エイジ・オヴ・シグマー』シリーズを展開するにあたり、世界最大級のゲームパブリッシャーであるネクソンは、理想の長期的戦略パートナーです。ネクソンの世界トップクラスのライブ運営力とインフラを駆使することで、世界中の既存及び新規の『ウォーハンマー』ファンを惹きつけるような素晴らしい機会となります。今後、当社及びネクソンとのコラボレーションの成果が見られることをとても楽しみにしています。」