ネクソン子会社のNexon America、ゲーム内アイテム購入時の暗号資産決済に対応

 ネクソンは12月15日、連結子会社の Nexon Americaが、米ドルに加えて暗号資産によるゲーム内アイテムの購入に対応することを発表した。暗号資産決済における取引は暗号資産サービスプロバイダーのBitPayにより管理される。

 これにより、プレイヤーはイーサリアム、ドージコイン、ビットコイン等の暗号資産を使って『メイプルストーリー』、『カートライダー』、『マビノギ』、『V4』をはじめとした多くのゲームタイトルでアイテムを購入可能になる。

 プレイヤーは米ドル及び暗号資産等の複数の支払い方法から選択し、Nexon Americaが設定した価格でアイテムを購入する。

 ネクソンの代表取締役社長であるオーウェン・マホニー氏は、「Nexon Americaが暗号資産決済の対応を決断したことは、株式会社ネクソンのビットコイン保有とは関係ありませんが、プレイヤーが暗号資産の利用に慣れ親しでいることから当該決済機能の導入に至りました。」とコメント。

 また、Nexon America Inc.のゼネラルマネージャーであるケニー・チャン氏は、「ネクソンはプレイヤーからのフィードバックに注意深く耳を傾けており、その中にはゲーム内の支払い方法として暗号資産を取り入れることを要望する声が多くありました。この革新的な決済機能をこれよりプレイヤーの皆さまに提供できることを嬉しく思います。」とコメントを寄せている。

 ネクソンは2021年4月、1億ドル相当のビットコインを購入。今回の発表に際しては、暗号資産決済の対応について、ネクソンが保有するビットコインとは関係がないことを強調している。

【関連記事】
ネクソン、1億ドル相当のビットコインを購入

 なお、2021年7月には約45億円の暗号資産評価損を計上(該当プレスリリース)。

 リリースによると、ビットコインについては同社における複数通貨の一つとして、また現金の価値低下のリスクヘッジとして保有しているとのこと。今回の対応に付随して、暗号資産を追加で取得又は保有する予定はないという。

   

Nexon Americaの暗号資産決済について

•暗号資産の評価額:BitPayにより設定

•プレイヤーの購入上限額:Nexon Americaにより設定。すべての通貨形態に適用

•対象暗号資産:イーサリアム、ドージコイン、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、Wrapped BTC、バイナンスUSD、Dai(ダイ)、ジェミニドル、ライトコイン、パクソス・スタンダード、USDコイン等

•暗号資産決済対応開始日:
2021年12月14日午前7時~(米国太平洋標準時間)
2021年12月15日午前0時~(日本標準時間)

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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