Shiftallは、1月4日、VRヘッドセット「MeganeX(メガーヌエックス)」、ウェアラブル冷温デバイス「Pebble Feel(ぺブルフィール)」、メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク「mutalk(ミュートーク)」の3製品を発表した。
これまでにメタバース用モーショントラッキングデバイス「HaritoraX」やLUMIXバーチャルデータ販売等を行ってきたShiftallだが、新たなVR製品を3種を通して、より本格的にメタバース事業へと参入。今回発表する3製品はパナソニックと協業開発し、Shiftall製品として発売される。

最初に紹介する「MeganeX」は、SteamVRに対応した超高解像度・超軽量のVRヘッドセット。メタバース上のVRユーザーの需要が高い「軽さ」を重視し、快適なプレイ環境を提供するとしている。
メガネ型のスピーカー内蔵の折りたたみフレームで、持ち運びもスムーズ。リフレッシュレート120Hzで駆動する5.2K/10bit HDRのマイクロOLEDディスプレイを搭載しており、世界最高水準の映像体験を実現。6DoFに対応し、SteamVR対応の様々なVRアプリケーションが楽しめるとのことだ。

「Pebble Feel」は、小石(Pebble)のような手のひらサイズのデバイスに高性能ペルチェ素子を搭載した、人体を冷却・加熱 できるパーソナル・エアコン。専用のSteamVR用アドオンを利用することで、VRChatのようなメタバース空間において、寒さ・暑さを体験することが可能に。
既存のシェーダーを用いることで、誰もがかんたんに体感温度を指定したワールドを作成することができる仕組みも併せて提供される。

「mutalk」は、自分の声を周りに聞こえにくくする、音漏れ防止機能付きのBluetoothマイク。専用のバンドで顔に固定できるため、両手がふさがっている状況でもハンズフリーで会話でき、大声でボイスチャットしても家族や隣人に迷惑をかける心配がないという。
ビジネス用途での利用も想定されており、ストラップを外せば話したい時だけ口に当てる使い方も可能だ。静かなオフィスやカフェなどのオープンスペースで電話会議をしても、周りに迷惑をかけたり、内容を聞かれてしまう心配がないことも、嬉しいポイントだろう。

製品情報詳細
●MeganeX
5.2K/10bit/HDRのディスプレイを搭載した超軽量の6DoF対応VRヘッドセット。
ディスプレイ:1.3inch Micro OLED 5.2K(2,560×2,560 x2) , 10bit HDR / 120Hz
重量:約250g
※ケーブル部除く
プロセッサ:Qualcomm Snapdragon XR1
トラッキング方式:インサイドアウト方式での6DoFヘッドトラッキング
接続方式:DisplayPort Alternate Mode on USB-C または DisplayPort + USB2.0*
※付属のインターフェース変換BOXを利用した場合
販売予定価格(税込):10万円未満
発売予定時期: 2022年春
●Pebble Feel
メタバースと連動するウェアラブル冷温デバイス。
ヒート&クールプレート部温度:最低9°C/最大42°C
※25度の環境において
動作時間:冷却モード「中」の場合: 約15時間、加熱モード「中」の場合: 約25時間
※10,000mAhのモバイルバッテリー使用の場合
使用推奨温度(動作環境):5 °C~40 °C
重量:約60g
対応OS:Windows(SteamVR)/iOS/iPadOS/Android
通信方式:BluetoothR v5.0 Low Energy
販売予定価格(税込):2万円前後
発売予定時期:2022年春
●mutalk
メタバース対応音漏れ防止機能付きマイク。
動作時間:10時間連続利用可能
充電方式:USB Type-C
対応OS:Windows/macOS/iOS/iPadOS/Android
通信方式:BluetoothR v4.2 BR/EDR(HSP, HFP1.7)
販売予定価格(税込):2万円前後
発売予定時期:2022年夏