ノイジークローク、新セクション「XRディビジョン」正式始動。XR/メタバースのサウンド制作・開発と再生手法を提案

 ノイジークロークは1月12日、新セクション「XRディビジョン」の設立(2021年10月1日付)および公式ホームページの開設を発表した。

 同社はゲームサウンド開発を手掛ける会社で、これまでに『V!勇者のくせになまいきだR』や『BEAT ARENA』、「からかい上手の高木さんVR」シリーズなどのサウンドを幅広く担当。

 

 ほかにも、「TOKYO GAME SHOW VR 2021」「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- VR BATTLE 《2nd D.R.B》」「初音ミク GALAXY LIVE 2021」といった実績もあることから、XR※関連の開発経験が豊富な企業となっている。

※XR(エックスアール、クロスリアリティなどの呼び方がある)とは、「AR(拡張現実)」、「VR(仮想現実)」、「MR(複合現実)」といった仮想空間・拡張空間を実現する技術の総称を指す。

 新セクションの設立に際して、同社は「今やXRはゲームといったエンタメのみならずSNSや教育、医療などに幅広く利用されつつある技術となっており、XRの分野におけるサウンドの役割は今後ますます重要なものとなっていくことと確信しています」とコメント。

 「XRディビジョン」では、同社が長年培ってきたゲームサウンド開発の経験や空間音響設計の技術を活かし、“XRでの体験をより豊かに”するための制作と研究を主なミッションとしている。同社の第1制作部部長として数多くのサウンド制作や実装に携わってきた金井琢真氏が部長を兼任。

 仮想空間において、没入感を高める大切な要素としてサウンドは欠かせないもの。「XRディビジョン」はサウンドの制作・開発のみならず、そのサウンドを効果的に使用するためのアイデアを提案するところから担う。メタバースが注目されている今、サウンド面で開発経験がある同社の知見を活かしたアプローチといえる。

 公式サイトでは、NFTに関しても言及。

デジタルコピーが容易なサウンドアセットにおいてNFTは大きなインパクトです。
NFTは、たとえば作曲家がある一人のためだけに作曲をしてその楽曲をプレゼントし、それを公知の事実とすることを可能にします。なんて素敵なことでしょう。

また、原盤の扱い方や第三者が利用する際のルールの策定など、楽曲を取り巻く環境が大きく変化していくに違いありません。我々はこうした流れの速い技術の進歩や業界の動向に対して常に敏感で居続け、その時々にもっとも効果的なご提案のできる準備を整えてまいります。

 また同社は、大手企業や関連スタートアップ企業が多数集うXR業界の代表団体「XRコンソーシアム」にサウンド専門の制作会社としてはいち早く加盟し、今後も常に多くの知見を得るための準備を整えているという。

 Youtubeでは、同社のコアメンバーが語るオフィシャルムービーも公開されている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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