マイクロソフトは、すべてのXbox Oneコンソールの製造を2020年末に中止していたことを発表したと、アメリカのメディア「The Verge」が報じた。
報道によると、Xboxのマーケティング担当シニアディレクターのCindy Walker氏がThe Vergeへの声明の中で「Xbox Series X / Sの生産に集中するため、2020年末までにすべてのXbox Oneコンソールの生産を停止しました」と発表。
前世代機のXbox Oneは、日本では2014年9月に発売(北米などでは2013年11月)され、2016年にマイナーチェンジ版であるXbox One Sが発売。加えて、ハイエンド版となるXbox One Xが2017年11月に世界同時発売されていた。
その後、次世代機のXbox Series X/Sが2020年11月に発売されると、それに合わせる形で光学ディスクドライブを廃した廉価モデルのXbox One S All Digital Editionと、Xbox One Xが生産停止となっていた。今回の発表により、残るXbox One Sについても、2020年末にはすでに生産を終了していたことがわかった。
現在、Xbox Series XはソニーのPS5同様、世界的な半導体不足によって供給が追い付かない状況。一方、XboxのトップであるPhil Spencer氏によると、比較的製造が容易なXbox Series Sは需要を満たすだけの台数を確保できており、Xbox Series Xよりも供給が安定すると見られている。