Netflixが韓国作品のラインナップを強化。韓流ブームを狙い2022年は過去最大の25作品を配信

 Netflixが、2022年内に25作品以上の韓国作品を配信することを発表した。昨年の韓国発のNetflixタイトルの世界的ヒットを見て、韓国作品に注力していく方針を明らかにしている。

 2021年は『イカゲーム』や『地獄が呼んでいる』などのサスペンスドラマをはじめ、数多くの韓国発のNetflix作品が世界中で大ヒットを記録した。

 なかでも『イカゲーム』は、Netflixがこれまで配信した作品の中で史上最高の視聴世帯数を達成し、一時94の国や地域で最も視聴されたNetflix作品になった。

 続く『地獄が呼んでいる』は配信直後に4,348万時間再生を記録。93ヵ国でTOP10に入り、うち34ヵ国での視聴ランキング1位を獲得。Netflix史上最高記録を塗り替える結果となった。

 2021年12月より配信されたSFミステリー作品『静かなる海』も同様、非英語圏からの作品における世界最高の視聴時間を記録。韓国作品の視聴時間は、2019年に比べて全世界的に6倍も増加しているそうだ。

 2022年1月28日には、学園ゾンビドラマ『今、私たちの学校は…』を配信。その後はスペインの人気シリーズの韓国版『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』、1988年のソウルオリンピックを背景に特殊部隊の活躍を描く『ソウル・バイブス』を配信する予定となっている。

 2022年のトップバッターを飾る『今、私たちの学校は…』は、迫りくるゾンビに立ち向かう高校生たちを描いたサバイバルドラマ。シリーズの監督を務めるのは、朝鮮王朝時代を舞台にしたドラマ『チェオクの剣』やブラックコメディ映画『完璧な他人』など、数々の作品を生み出してきたイ・ジェギュ氏。

 脚本は、韓国時代劇『チュノ~推奴~』や海洋アクション映画『パイレーツ』など、幅広いジャンルで活躍するチョン・ソンイル氏が担当。ヒットメーカーの2人がタッグを組む。

 公開された予告映像では、ゾンビウイルスが発生し、大混乱に陥る学校の様子が描写されている。ゾンビの群れが拡大し、教室やカフェテリア、校庭など学校の隅々まで侵食していく様はまさに圧巻。

 韓国発のゾンビ作品といえば、2016年の『新感染 ファイナル・エクスプレス』があるが、学園を舞台とした本作ではどのような展開を見せてくれるのか、期待したいところだ。

 Netflixは今後も韓国の映像産業へ投資を続け、メイド・イン・コリアがクオリティの高い作品であることを視聴者へ示していくとしている。

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島中 一郎(Ichiro Shimanaka)
島中 一郎(Ichiro Shimanaka)https://www.foriio.com/16shimanaka
ライター。ゲーム・アニメ業界を中心にニュース記事の執筆、インタビュー、セミナー取材などマルチに担当。ボードゲームが趣味であり、作品のレビューや体験会のレポートを手掛けるほか、私生活で会を催すことも。無類のホラー好き。

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