Blizzard Entertainmentは、公式サイトにて、新たなユニバースを舞台とする同社初のサバイバルゲームを開発していることを発表した。プロジェクトを指揮するメンバーなどはまだ発表されておらず、現在は公式サイトにて開発メンバーの募集が行われている。
新作についての詳細は明らかにされていないが、現実世界とファンタジー世界との融合が示唆されるような、幻想的なコンセプトアートが公開されている。同社における新規IPの開発は、2016年の『オーバーウォッチ』以来となる。
スタジオの現責任者であるMike Ybarra氏は、自身のTwitterにて、「チームと何時間もこの新作をプレイしています。チームのビジョンと、プレイヤーが共に没頭できる全く新しい世界について、非常に興奮しています」というメッセージを発信している。
2021年7月以降、女性従業員に対するセクハラなど社内の差別問題について、大きく揺れていたActivision Blizzard。問題を受け、同年8月に当時のリーダーだったJ Allen Brack氏が退任し、後任の1人であるJen Oneal氏も辞任。
さらには、『ディアブロ IV』のゲームディレクターであるLuis Barriga氏、リードデザイナーのJesse McCree氏、『World of Warcraft』のデザイナーであるJonathan LeCraft氏が提訴された直後に退社するなど、開発陣にも打撃が及んでいた。
2022年1月18日のMicrosoftの買収騒動以降、Activision Blizzardの動向はもちろん、労働環境の改善に注目が集まっている中で、今回の新作ゲームの発表に対する期待値は非常に高いものがある。今後の発表について、楽しみに待ちたい。