バンダイナムコ研究所、北米向け家庭用ゲーム筐体「Ridge Racer™ Arcade Machine」に制作協力

 バンダイナムコ研究所は、TasteMakersが2月上旬より北米向けに発売開始している家庭用ゲーム筐体「ARCADE1UP」シリーズの最新作「Ridge Racer™ Arcade Machine」へ制作協力を行ったことを明らかにした。

 TasteMakersはアメリカ合衆国・ニューヨークに本拠を置き、世界50カ国以上で製品を販売するグローバル企業。ARCADE1UPを始め、1UP Collectibles、Kawaii Cubes、Spy Gear、Hatchimals noveltyなどの人気ブランドを抱える。

 中でも「ARCADE1UP」は、TasteMakers LLCが製造・販売する、アーケードゲーム機を3/4スケールで再現した家庭用ゲーム機シリーズ。アーケードの黄金時代を築いたタイトルや、受賞歴のある名作を中心に展開している。

 『Ridge Racer™』(リッジレーサー)は1993年にナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたアーケード用カーレーシングゲームで、美麗なグラフィックとサウンドに爽快感溢れるゲーム性が相まって、国内はもとより海外でも人気を博したタイトル。

 当時、2Dのゲームが主流のなか、3Dで高画質・高音質のゲームを制作するために、三次元CGシステム搭載基板「system22」を独自で開発・搭載していた。

 発表によれば、「system22」はゲームに特化した基板ということもあり、これまでPC環境において、当時のアーケードゲームを再現するのは技術的にも性能的にも非常に難しいと言われてきたという。

 バンダイナムコ研究所では、これまで同社グループが保有する過去のゲームデータを、近年の最新技術やゲーム制作で得た知見・ノウハウで解析し、未来のエンターテインメントを創造するなどの研究開発を数多く行ってきた。そこで今回、バンダイナムコグループ各社の協力のもと、過去の開発資料アーカイブを最大限に活用し、「system22」とソフトウェアの動作を再現することが可能になったという流れのようだ。

 「Ridge Racer™ Arcade Machine」では、『Ridge Racer™』をはじめ、同じく「system22」を搭載していた『Ridge Racer™ 2』『Rave Racer™』『Ace Driver™』『Ace Driver Victory Lap™』の計5タイトルを収録。発売地域は北米(アメリカ・カナダ)となり、価格は699.99ドル(約8万円)となる。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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