任天堂は2月24日、ゲームソフトウェアの開発企業「SRD」を子会社化することを目的とした株式譲渡契約の締結を発表した。2022年4月にSRDが保有する自己株式を除く全株式の取得を実行する予定。
SRDは1979年に創業(当時の社名はエス.アール.ディー)し、1982年からゲーム受託開発を開始。以来、ゲームソフトウェアおよびWebシステム受託開発企業として、40年にわたって任天堂と密接に関わっている。
これまで、1983年発売のファミリーコンピュータ用ソフト「ドンキーコング」をはじめ、「スーパーマリオ」「ゼルダの伝説」「どうぶつの森」など多くの人気シリーズや、『リングフィットアドベンチャー』『ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング』などのタイトルでプログラム開発に参画してきた(外部リンク)。
同社を子会社化する理由について、任天堂は「子会社化によりSRDの経営基盤を強化し、ソフトウェア開発のリソースを将来に渡って安定的に確保することができ、また開発効率の向上も見込まれるため」としている。