
SHIBUYA109エンタテイメントは、ゲームメイキングプラットフォーム『The Sandbox』を展開するBACASABLE GLOBAL LIMITEDと業務提携を発表。『The Sandbox』のメタバース上に同社専用の土地「SHIBUYA109 LAND」を開設し、NFT事業に本格参入する方針を明らかにした。
NFTの世界市場規模は2020年に約3.4億ドルだったが、2022年に350億ドル以上、2025年に800億ドルを超える見込み(投資銀行・Jefferies調べ)と急成長している。
新型コロナウイルスの影響で渋谷へ観光客の流入が低下している状況もあり、メタバース上にSHIBUYA109渋谷店を含む渋谷の街を作り上げることで、新たな顧客層を開拓するという狙いがある。
SHIBUYA109エンタテイメント代表取締役の石川あゆみ氏は今回の参入について、「メタバースだからこそできる新しい体験を提供していくだけでなく、これまで当社がリアルで展開してきたアーティストやキャラクター等とのコラボレーションなど、様々な仕掛けを検討しています」とコメント。
The Sandbox COO兼共同創業者プロジェクトマネージャーのセバスチャン・ボルジェ氏も、「メタバース内のすべての人が、有名な場所と日本の文化にグローバルにアクセスできるようにすることを目指します」と続けている。
SHIBUYA109エンタテイメントは今後、オリジナルNFT販売やNFTが手に入るミニゲーム、メタバース上での広告事業など、様々な展開を行っていくとのことだ。