朝日新聞社が運営するeスポーツメディア「GAMEクロス」が、2022年3月31日をもって新規コンテンツの配信を停止することを発表した。掲載済みコンテンツの取り扱いについては、今後発表されるとのこと。
2019年にサイト閉鎖を発表した「SHIBUYA GAME」を前身に、2020年3月にコンテンツ配信をスタートさせたGAMEクロス。「eスポーツが好きになるメディア」をコンセプトに、eスポーツ選手やイベントにフォーカスを当てたインタビューやイベントのレポート記事を掲載してきた。
SHIBUYA GAMEが閉鎖した際には、ゲーム情報サイト「ALIENWARE ZONE」内に「SHIBUYA GAMEアーカイブ」のコーナーが設置されることがアナウンスされていた。GAMEクロス内のコンテンツがどのような取り扱いとなるのかは未定だが、アーカイブとしての存続を望む声も多いことだろう。
eスポーツメディアといえば、Gzブレインが運営する「ファミ通AppVS」も、GAMEクロスと同じく3月31日のサイト閉鎖を発表していた。eスポーツが国内でもムーブメントとなっている一方で、eスポーツメディアを商業的に長期運営していく難しさがあるようだ。
とはいえ、eスポーツの大会や選手の情報を専門に取り扱うメディアや、ブログ形式でeスポーツの魅力を配信するサイトも未だ数多い。大会やイベントだけでなく、専門学校やゲームのオンライン家庭教師サービスがスタートするなど、時代のニーズに合わせて発展していくeスポーツジャンルに、今後も注目していきたい。