カプコンは、4月1日付けで実施される人事異動について発表した。「バイオハザード」シリーズの開発に長年携わってきた竹内潤氏がCS第一開発統括 兼 技術研究統括の常務執行役員から専務執行役員に、「モンスターハンター」シリーズプロデューサーの辻本良三氏がCS第二開発統括の常務執行役員から専務執行役員に昇任することが明かとなった。
なお、カプコンの直近の決算(2022年3月期第3四半期連結業績)では、『バイオハザード ヴィレッジ』や『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』のリリース、そしてリピートタイトルの販売の好調により、家庭用ゲームソフトの販売本数は2,580万本を達成し、売上高は881億6,300万円を記録している。
カプコン2大看板タイトルのキーマンの昇任は、同社の組織やタイトルラインナップの強化にも影響しそうだ。
なお、直近の「バイオハザード」シリーズでは『バイオハザード7 レジデント イービル』、『バイオハザード RE:2』、『バイオハザード RE:3』の3作品について、PlayStation5とXbox Series X|S版がリリースされることが発表されている。それぞれの累計販売数は『バイオハザード7 レジデント イービル』が1,060万本、『バイオハザード RE:2』が930万本、『バイオハザード RE:3』が500万本を記録。最新機種からのリリースにより、さらに販売数を伸ばしていく狙いがある。
一方、「モンスターハンター」シリーズは、累計販売本数800本を記録している『モンスターハンターライズ』について、有料大型DLCの配信に関する告知が行われている。
さらには、iTunesやSpotify、Amazon Musicといった音楽配信プラットフォームにてゲーム内BGMの配信をスタート。今後も様々な媒体を通して、シリーズの魅力が発信されていくのだろう。
カプコンが発表した人事異動の詳細について、以下に掲載していく。
人事異動詳細
1. 取締役の管掌業務の異動(2022年4月1日付)
氏名 | 新役職 | 現役職 |
宮崎 智史 | 取締役副社長執行役員 最高人事責任者(CHO) コーポレート経営管掌 | 取締役副社長執行役員 |
野村 謙吉 | 取締役専務執行役員 最高財務責任者(CFO) コーポレート経営副管掌 | 取締役専務執行役員 最高財務責任者(CFO) コーポレート経営、企画・戦略部門管掌 |
2. 執行役員の昇任(2022年4月1日付)
氏名 | 新役職 | 現役職 |
竹内 潤 | 専務執行役員 CS第一開発統括 兼 技術研究統括 | 常務執行役員 CS第一開発統括 兼 技術研究統括 |
辻本 良三 | 専務執行役員 CS第二開発統括 | 常務執行役員 CS第二開発統括 |
石田 義則 | 専務執行役員 グローバル事業統括 | 常務執行役員 グローバル事業統括 |
笹原 芳信 | 常務執行役員 企画戦略統括 | 執行役員 経営企画部長 |
3. 業務監査役員の退任(2022年3月31日付)
氏名 | 新役職 | 現役職 |
山下 佳文 | (退任) | 業務監査役員 |
4. 執行役員待遇者の採用(2022年4月1日付)
住友 英
現 みずほビジネスパートナー株式会社 代表取締役副社長