DMM.comとオルトプラスが2021年6月に設立した合弁会社「DMMオンクレ」が、4月中旬よりオンラインクレーンゲーム事業を始動し、iOS/Androidアプリの提供が開始となる。
サービス開始に先立ち、DMMオンクレの公式アンバサダーに、クレーンゲーム実況YouTuberのもっかいちゃんねるさんが就任することが発表された。今後はアンバサダーとしてDMMオンクレのPR活動をはじめ、新しい遊び方の提案や、e-sportsのようなクレーンゲーム大会の開催などに携わっていくとのことだ。

オンラインクレーンゲームといえば、すでにGENDA SEGA Entertainmentの『GOTON!』やバンダイナムコアミューズメントの『とるモ』、カプコンの『カプコンネットキャッチャー カプとれ』など、大手企業によるサービスが存在している。
既存のオンラインクレーンゲームと比べ、DMMオンクレはどのような形で差別化を図っていくことができるのか。DMMオンクレのCEO・松縄貴重氏がもっかいちゃんねるの動画に出演した際に、差別化について以下の3つのポイントを挙げていた。
■筐体数を業界最大規模まで引き上げる
■DMMオンクレ独自の景品をリリース
■ホスピタリティを高める
まずポイントの1つ目が、筐体数を業界最大規模まで引き上げるという点。サービス開始直後には500台1000ステーションを設置し、以降は1000台2000ステーションまで拡大していく予定としているとのこと。筐体数が多いとプライズを選ぶ楽しみが増えるほか、ゲームへの待ち時間が減るといったメリットがある。
2つ目が、DMMグループが販売、もしくは開発を行っている『刀剣乱舞』や『艦隊これくしょん -艦これ-』などのIPを活用した、DMMオンクレ独自の景品をリリースするという点だ。
前述した『カプコンネットキャッチャー カプとれ』では、人気VTuberグループ「ホロライブ」とのコラボを行い、描きおろしイラストによるプライズ景品をリリースしたことが話題を呼んでいた。人気作品、もしくはインフルエンサーとタイアップした景品をそれぞれのサービス限定でリリースするという手法は、オンラインクレーンゲームの差別化を図るという点で効果的だろう。
最後の3つ目が、ホスピタリティを高めるという点。オンラインクレーンゲームではゲームセンターのようにスタッフとのコミュニケーションがとれないぶん、操作や景品獲得後の流れについて不安視するユーザーも多いという。そうしたユーザーが安心してプレイが楽しめるよう、UI/UX周りを意識しながら開発を進めていくとのことだ。
また、商品を配送する際の段ボールについて、部屋のインテリアとして馴染むような色やデザインにすることを考慮がされているとのこと。テープもDMMオンクレオリジナルの内容を使用するなど、細かな部分にもこだわられているようだ。



今回のアンバサダー就任を記念して、3月11日から18日の期間で、もっかいちゃんねるさんにゆかりのある宮崎県の特産品とオリジナルステッカーのセットが、抽選で4名に当たるTwitterキャンペーンが開催されている。
DMMオンクレについて詳細が気になるという方は、公式Twitterや公開中の動画をチェックしてみてはいかがだろうか。