ケイブ、2020年3月30日より開発していた新作スマートフォンゲームの開発中止を発表

 ケイブは3月18日、同社が2020年3月30日より開発していた新作スマートフォンゲームの開発中止を発表した。併せて、同社の持分法適用関連会社であるスマートフォンゲーム製作委員会を同日付で解散することも明らかにした。

 同社は2020年3月30日より、岡本吉起氏(でらゲー)およびテレビ朝日と共同で新作スマートフォンゲームの開発を開始。ゲームの制作、運営、プロモーション、収益管理等を行うことで、よりリリース後の成功確率を高め、収益を極大化させることを目的として、「スマートフォンゲーム製作委員会」を組織していた。

 岡本吉起氏は『ストリートファイターⅡ』や「バイオハザード」シリーズなどに携わり、『モンスターストライク』にも関わったクリエイター。現在はスマートフォンゲーム制作事業を行う会社でらゲーに所属するほか、ケイブの取締役も務める。

 開発中止の理由については「開発期間の長期化による顧客ニーズの変遷や事業環境の変化、競合他社の動向等により、現在開発を進めている本ゲームが当初想定しておりました市場環境において将来の収益獲得を期待できるクオリティを確保することが困難であるという結論に達しました」とされ、この決定に伴って製作委員会の解散も決議された。

 また、「岡本吉起氏のリソースを、将来の収益獲得を期待できるクオリティをもった新作スマートフォンゲームの開発に充当する」という意図もあるとのこと。

 なお、これまでの制作に掛かった開発費は、開発委託先が全額負担することになり、投資額の全額が回収される見込み。また回収が予定されている投資額の使途については、当該新規スマートフォンゲームの開発への投資を検討しているという。こちらについては、決まり次第アナウンスが行われる。

 今回の発表に直接の関わりはないが、ケイブは2022年頃に配信を予定している「東方Project」IPを活用した新規タイトルも開発中。

【関連記事】
ケイブが「東方Project」新規タイトル開発を開始

 以下、会社概要を引用。

解散する会社の概要

社名スマートフォンゲーム製作委員会
代表者(幹事会社)株式会社ケイブ 代表取締役CEO 秋田英好
住所東京都目黒区上目黒2丁目1番1号
設立年月日2020年3月31日
主な事業内容スマートフォンゲームの開発及び運営
総出資金の額920百万円
出資者株式会社でらゲー
株式会社テレビ朝日
株式会社ケイブ
上場当社と当該会社の関係
資本関係当該会社は当社の持分法適用関連会社です。
人的関係該当事項はありません。
取引関係306百万円(総出資額に対する割合:33.33%)を出資しております。
直近の経営成績及び財政状況(百万円)
決算期2020年5月期2021年5月期
純資産920920
総資産994921
売上高
営業利益▲2
経常利益▲2
当期純利益▲2
解散及び清算の日程
  • 2022年3月18日 当社取締役会決議
  • 2022年3月18日 本製作委員会決議
  • 2022年3月18日 解散
  • 2022年7月31日(予定) 清算結了
今後の見通し

個別業績に与える影響額
2022年5月期財務諸表に与える影響につきましては、現在精査中です。

連結業績に与える影響額
2022年5月期財務諸表に与える影響につきましては、現在精査中です。

資金使途変更

当社は、2020年3月30日付「第三者割当増資に係る資金使途変更に関するお知らせ」にて開示いたしました「新規スマートフォンゲーム製作委員会への出資」に関する資金使途につきましては、決まり次第お知らせを致します。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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