集英社ゲームズ設立 「ジャンプ」など漫画分野で培ったノウハウをゲーム領域でも活かしていく考え

 集英社は、さらなるゲーム事業を展開することを目的とした100%出資の関連会社として、「株式会社 集英社ゲームズ」を2022年2月16日付けで設立したことを発表した。今後は、デジタルゲームとアナログゲームの企画・開発・販売を行っていくとしている。

 代表取締役は、集英社社長の廣野眞一氏が兼務。エピグラズム代表の山本正美氏が執行役員としてゲーム制作部門を統括する。

 発表にあわせて、公式サイトとTwitterをオープン。公式サイトでは、『ONI』(仮タイトル)や『浮世/Ukiyo』、『ハテナの塔 -The Tower of Children-』、『Captain Velvet Meteor: The Jump+ Dimensions』の4つのデジタルゲームタイトルの発表が行われている。

 YouTubeにて公開されている集英社ゲームズの紹介動画では、同社執行役員の森道治氏が、クリエイターを軸にしたゲーム事業を展開していくことを説明。これまでに漫画などでクリエイターに投資をしてきた経験を、ゲーム領域でも活かしていく考えがあると続けている。

 集英社は、2021年から「集英社ゲームクリエイターズCAMP」という、ゲームクリエイターを支援するコミュニティ活動プロジェクトをスタートさせていた。プロジェクトについて、今後は集英社ゲームズも支援を行っていくとしている。

 大手出版社がゲーム関連事業に展開していくケースとしては、講談社の「講談社ゲームクリエイターズラボ」が挙げられる。講談社ゲームクリエイターズラボでは、これまでに「ペルソナ」シリーズなどのサウンドを手掛けたことで知られる目黒将司氏が参加していることや、人気作『FAIRY TAIL』のオリジナルゲームを募集するコンテストが開催されたことで話題を呼んでいた。

 集英社ゲームズは現在、複数の新作タイトルのローンチを準備中とのこと。集英社の人気IPを活用したタイトルや、人気作家を起用したタイトルの発表など、新作発表には大きな注目が集まることになりそうだ。

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島中 一郎(Ichiro Shimanaka)
島中 一郎(Ichiro Shimanaka)https://www.foriio.com/16shimanaka
ライター。ゲーム・アニメ業界を中心にニュース記事の執筆、インタビュー、セミナー取材などマルチに担当。ボードゲームが趣味であり、作品のレビューや体験会のレポートを手掛けるほか、私生活で会を催すことも。無類のホラー好き。

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