CRI・ミドルウェアが『真・女神転生V』UI制作に関するツール採用事例を公開

 CRI・ミドルウェアは4月15日、同社のブログを更新し、『真・女神転生V』のUI制作における「OPTPiX SpriteStudio」(以下、SpriteStudio)採用事例を紹介するインタビュー記事を公開した。

 該当の記事(外部リンク)は「SpriteStudio」の採用経緯や採用後の環境について、『真・女神転生V』の開発者にインタビューする内容。

 「SpriteStudio」は、各種ゲームやアプリなどに使用される2Dキャラクターのアニメーションや、ウィンドウなどのインターフェース周りの動き、攻撃時などに展開されるエフェクトのアニメーションなど、幅広いアニメーションを作成することができる汎用性の高い2Dアニメーション作成ツール。「Unity」「Unreal Engine 4」「Cocos2d-x」などの各種ゲームエンジンに対応している。

 2021年11月に発売されたNintendo Switch向けソフト『真・女神転生V』では、UI制作において「SpriteStudio」が採用されているという。インタビューでは実際に、具体的な使用場面をゲーム画面とあわせて紹介。

 それによると、「会話の選択肢」や「メッセージウィンドウ」、「マップ上のオブジェクト」など、さまざまな場面で使用されているようだ。また、ゲーム全編を通して印象的な「波紋」のアニメーションも同ツールが使用されている。特に「波紋」のアニメーションに関しては、チーフデザイナー曰く「SpriteStudio 導入以前のワークフローだったら、制作に苦労していたかもしれない」と明かされていた。

 インタビュー内では他にも「SpriteStudio」採用以前の内製ツールを使用していた際のワークフローから、「SpriteStudio」導入後のメリットに関して語られた。

 なお、SpriteStudio開発チームは今回のUI制作に採用された事例から、UI 用アニメーションのサンプルを拡充したとのこと。ツールに関しては、直近の4月5日に最新バージョンである「OPTPiX SpriteStudio 7.0」がリリースされている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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