位置情報ゲーム『駅メモ! Our Rails』(略称:アワメモ!)が新機能「おでかけポイント」のクローズドβテストの参加者を募集している。
『アワメモ!』とは、モバイルファクトリーが運営する位置情報ゲーム『駅メモ! -ステーションメモリーズ!』(略称:駅メモ!)のフランチャイズタイトルで、開発・運営はモバイルファクトリーの100%子会社であるビットファクトリーが担当している。
『アワメモ!』は、日本の鉄道駅をアクセスポイントとした位置情報ゲームである点は『駅メモ!』と同様だが、NFTを利用した「フェア開催機能」が実装されている点が異なる。
『アワメモ!』では、ユーザーを「ステーションオーナー」「フェアマスター」「(一般)プレイヤー」の3種に区分し、それぞれに異なる機能を提供している。
まず「ステーションオーナー」とは、NFTマーケットプレイス「ユニマ」で「ステーションNFT」を購入したユーザーを指す。ステーションNFTは、アクセスポイント(鉄道駅)と自身のアカウントとの紐づけを示す証明書だ。ブロックチェーン技術によって唯一無二の証明書となっているため、ステーションNFTの保有者はその鉄道駅に対して唯一人のオーナーになることができる。
ステーションNFTは1カ所1万円前後だが、都心の駅ともなればオークション価格で数十万円の値が付くこともある。ゲームに掛ける金額としてはかなり高額に思えるかもしれないが、実はステーションオーナーは『アワメモ!』上で収益を得ることができるようになっており、それを見越した価格になっているのだ。(収益システムは後述)
『アワメモ!』のカギとなるのが「フェアマスター」である。フェアマスターは自主的にゲーム内イベントを開催し、自身が指定した鉄道駅により多くのユーザーを呼び込むことで様々なゲーム内特典を得ることができる。旧作『駅メモ!』で運営会社が担ってきたO2O施策を、ユーザー自ら企画・運営できるようにした形だ。
フェアマスターが増加すれば、これまで手が回らなかった郊外にも送客効果を波及させることが可能となる。なお、フェアマスターがイベントを開催するには、イベント開催地となる鉄道駅のステーションオーナーに出展料(月額500円~700円前後)を支払う必要がある。これが前述のステーションオーナーが得る収益となるのだ。
一般のユーザーは従来と同様、アクセスポイントへ向かって移動しながらプレイする。フェアマスターのイベントに積極的に参加すれば、いつもより多くアイテムを受け取ることができる。その点では、『アワメモ!』では移動がゲーム内の待遇とより密接に連動するようになったとも言えるだろう。
今回のクローズドβテストでは「おでかけポイント機能」を体験できる。「おでかけポイント」とは、アクセスポイントにチェックインすると付与されるポイントで、一定数を貯めると専用のガチャを回すことができる。
専用ガチャはゲーム内アイテムに加え、各種ギフト券と電子マネーに交換可能なデジコ交換ポイント(※)が排出され、『アワメモ!』内でいわゆる「ポイ活」を楽しめる仕組みとなっている。ビットファクトリーが掲げる「Play to Earn」は、新たな市場トレンドとなる可能性を秘めている。
※:専用ガチャ「おでかけポイントガラガラ」からデジコ交換ポイントが排出され、デジコに交換した後に各種デジタルギフトを入手できる。
クローズドβテスト概要
- 募集期間:2022年4月18日(月) 15:00 ~ 4月30日(土) 23:59
- テスト実施期間:2022年4月末~5月末
- 動作環境:iOS13.1以降 / Safari / Android6以降 / Google Chrome
- 応募フォーム :https://forms.gle/tpFzXfXpZFsRAXpY8