ブロードメディアは4月20日、エデュケーショナル・デザインと提携し、2022年4月よりゲームプラットフォームの『Roblox』(ロブロックス)を教材にアレンジした「Robloxプログラミング授業」をルネサンス高校グループeスポーツコースで開始したことを発表した。
まずはルネサンス大阪高等学校(梅田・なんばeスポーツキャンパス)および、ルネサンス豊田高等学校(名古屋栄・博多キャンパス)で導入し、その他の学校・キャンパス、ルネ中等部についても順次導入していく予定。
広域通信制・単位制のルネサンス高等学校(2006年4月)、ルネサンス豊田高等学校(2011年10月)、ルネサンス大阪高等学校(2014年4月)を開校し運営しているルネサンス高校グループは、2018年4月に日本初の高等学校によるeスポーツコースをルネサンス大阪高等学校で開講。現在はで全国6拠点(2022年4月時点)でeスポーツコースを提供している。
なおeスポーツコースでは「ゲームを通して社会性を身につける」ことを目的に、論理的思考、問題解決力、英語、メンタル&コミュニケーションなどゲーム以外の授業も実施。今回取り入れられた「Robloxプログラミング授業」は、21世紀の教養と言われている「プログラミング的思考」を身につけ、「課題発見」「論理的思考」「合理的思考」の力を伸ばすことを目指したものとなる。
直近では、3月に開催された「関西eスポーツ学生選手権2022」において、ルネサンス大阪高等学校の在校生と卒業生のチーム「横押しザウルス討伐侍(サイドプッシュザウルストウバツザムライ)」が『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)で優勝を果たしている。
一方、『Roblox』は2006年にリリースされ、2022年時点のユーザー登録数は2億人以上と飛躍的な成長を続けるゲームプラットフォーム。ユーザー自身がオリジナルゲームを開発したり、世界中のユーザーが制作したゲームをプレイしたりでき、ゲーム内通貨「Robux」と現金(米ドル)が換金可能な仕組みになっているのが特徴。米国を中心に人気を博し、日本でも小・中・高校生を中心に認知度が高まっている。
『Roblox』におけるプログラミングは欧米ではすでに教育現場で活用されており、日本ではエデュケーショナル・デザインがRobloxを活用したプログラミング教育カリキュラムを日本で初めて開発し(※エデュケーショナル・デザイン株式会社調べ)、Roblox社認定の公式エデュケーターとして日本で唯一認められている。
「Robloxプログラミング授業」では、生徒が興味を持ちやすいゲームというエンタメ性のある題材を用いて、プログラミング学習に対する抵抗をなくすところからはじめ、教養としてのテクノロジー理解のレベルを高められるカリキュラムが組まれているという。
生徒は独自のポータルサイト内にアクセスし、作品をアップロードすることが可能。また、学習管理のできる画面も完備し、制作した作品を自己管理する能力も身につけられる仕組み。
さらにコミュニティー機能で生徒同士のコラボレーションを実現したり、作った作品を共有したりすることが可能。これは共有することで他者へ伝える力を養うと同時に、他の生徒の作品に触れることによって、新たな気づきや発見の場となり、モチベーションの維持向上へと繋げていく狙い。加えて、サイト内で校内展示会やオンラインでの発表会等を行い、評価表彰の場としても活用する予定となっている。
ルネサンス高校グループのeスポーツコースについての詳細は以下のリンクから確認可能。