任天堂は、イルミネーションと共同で制作しているアニメーション映画『スーパーマリオ』の公開時期について、2022年のホリデーシーズンから2023年春に変更すると発表した。北米では4月7日、日本では4月28日の公開となる。
公開延期について、任天堂の代表取締役フェローの宮本茂氏は、イルミネーションの創業者・代表 兼 任天堂社外取締役のChris Meledandri(クリス・メレダンドリ)氏と相談して決定を下したと同社Twitterにてコメント。「大変申し訳ありませんが、楽しい映画に仕上げるために、もう少し時間をください」と続けている。
映画『スーパーマリオ』に関する企画開発開始のアナウンスが行われたのは、2018年2月のこと。その後、2021年9月の「Nintendo Direct」にて、映画公開時期と声優キャストに関する情報が公開されていた。
マリオの声役を「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズや「ジュラシック・ワールド」シリーズで知られるクリス・プラット氏が担当。長年様々なゲームでマリオの声を担当してきたチャールズ・マーティネー氏も出演するとのことで、ファンの間で話題を呼んでいた。
『スーパーマリオ』の映画と言えば、1993年に約50億円の制作費を投じて製作された『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』があるが、興行収入は約20億円と振るわなかった。
今回の映画『スーパーマリオ』の制作は『ミニオンズ』(2015)や『ペット』(2016)、『SING/シング』(2016)といったヒット作を手掛けるイルミネーションが担当しているということで、その出来栄えには十分期待ができる。公開延期は残念だが、今後の発表について楽しみに待ちたいところ。